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我が家の地下にレアダンジョンができたんですが・・  作者: エクスボーン


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第九十二話 魔物ホイホイ

 市場を後にして、三人で村の入り口に歩いて行く。

 相変わらず道行く人たちから二人へ視線が向いている。

 エルフ達には二人の存在はやはり驚きなのだろう。


「そういえば人間以外の種族を見なかったな。他の種族もいるんだろ?」


 がっかりエルフしか居ないのではあまりにも悲しすぎる。

 もっとファンタジー感を出してほしいものだ。


「・・ちゃんと亜人種もいるわ。コミュニケーションがとれるのでは獣人やリザードマン、ハーピー種なんかがいるわね」

「ようせいとかもいるの!」


 よかった。ちゃんとそこら辺のお約束は守ってくれているみたいだ。

 もしこれで人間種しかいなかったら、二度とここには来なかったかもしれない。

 猫耳さんや犬耳さんや狐耳さんに会ってみたいものだ。


「次に来た時に会えるといいな」

「・・王都まで行けば確実に会えるとは思うけど」

「つぎはりょこうにくるの!」


 そうだな。色々とやることをやったら、次は長期でこっちに来てみよう。

 しかし、最近やりたい事が増えて大変だ。

 まずはやりたい事とは違うが講師の仕事があるし、他のダンジョンへの遠征もある。

 それにこの『ガーデン』も下へと攻略していきたい。

 無論『ファースト』もだ。

 ちょっと前の俺には考えられないくらい充実した冒険者生活を送っている。

 この道を選んで、諦めなくて良かった。


「まったく、こうなってくると時間がもっと欲しいな」

「・・前に言った『若返りの薬』が欲しくなるんじゃないの?」

「確かに今なら、アニメや漫画で不老不死を望む人たちの気持ちが少しは分かるな」


 若返りの薬・・使うかどうかは別として、手に入るなら持っておいてもいいのかもな。

 そもそもその若返りの薬で何歳若返るのかもよくわからない。

 仮に十歳ぐらいであれば、使ったところで周りには気づかれないかもしれない。

 ・・いやいや、流されるな俺。

 安直に使っていいものではないんだし、そもそも手に入ってるわけでもない。

 とりあえず今は考えないでおこう。

 

「でぐちについたの」


 色々と考えてるうちにいつの間にか村の出口についた。

 門のところには来た時にもいたおっさんがいる。


「よう兄ちゃん、登録は済んだのかい?」

「おかげさまでな。ほら」


 そう言って俺はおっさんに、先ほど作ったばかりのカードを見せた。

 それを見たおっさんは満足そうに頷いた。


「問題ないな。それでもう出発するのか?」

「ああ、今日はちょっと寄っただけなんでな。またそのうち来るよ」

「そうか。道中気をつけてな」


 そう言っておっさんは門を開けてくれる。

 短い時間しか滞在してないが、少々名残惜しい気持ちがある。

 俺達は門の外に出て村の方へ振り返った。

 そこには男の夢をぶち壊してくれた、名前だけのエルフの村がある。

 そしてこれまた、ただのおっさんというエルフが『またな』とばかりに手を振っている。

 俺達もそれに応えて手を振り村を後にした。


 帰りはちーちゃんが肩車で、みーちゃんがダイフクに乗車した。

 帰りの道中でも二度ほどワイルドディアーとコカトリスが襲ってきたので、返り討ちにしてやった。

 次来た時の資金にするために、アイテムボックスにしまっておく。

 ていうか、結構襲撃される頻度が高くねえか?


「・・私たちの魔力に反応してるのかもしれないわね。エルフ同様、魔力を感知できる生き物には私たちは目立つのだろうし」

「まさかの魔物ホイホイ⁉」

「・・あくまで推測よ。一応試しに魔力抑えてみましょうか」


 ちみっこ達はそう言って魔力を抑え始めた。

 とはいえ、俺にはよくわからないが・・


「・・これで魔物が来なければいいのだけど」

「狩りたい時は来てくれた方がいいけど、そうでない時まで来られるのはめんどくさいもんな」


 これで魔物襲来のオンオフができるなら、今後役に立つことだろう。


「ん? でも、ダンジョン内での魔物の遭遇率は普通だったと思うけどな」

「・・ダンジョンの魔物は外の魔物と違うからじゃないかしら? 外の魔物が天然なら、ダンジョンの魔物は養殖だから」


 そういうもんですか。

 なんかそんな言い方をされると、この異世界にいる魔物の方が美味しそうに聞こえるな。

 さて魔力を抑えた結果だが、残りの帰り道は一度も魔物に襲われることはなかった。

 どうやらちーちゃんの推測は正しかったようだ。


「みーちゃんたちがまものをよんでたの。ごめんなさいなの」

「謝ることなんかないぞ。むしろ呼ぶ呼ばないの切り替えが出来るなんて、今後とても助かるぞ」


 みーちゃんがショボンとしてしまったので、俺はちゃんと思ったことを言ってやった。

 実際こっちでのお金を手に入れるためにも、ある程度狩らないと困るのだ。

 今の段階で呼ぶことが出来るのに気付けたのはラッキーだった。


「だから今度来た時もまた魔物を呼んでくれな」

「わかったの!」

「さて問題なのは、どっちだったか(・・・・・・・)だ」


 ダンジョンの入り口まで戻ってきた俺たち。

 だが、出てきた時には気づかなかったが遺跡には扉が二つあった。

 まず始めにこの遺跡を調べとくべきだったな・・

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― 新着の感想 ―
[一言] 不老不死とか地球爆発しても生きてなきゃなんないんだぜ? おっかねぇ!
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