↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
森と海の王国 (雨蛙は苔の中へ)  作者: 森野うぐいす
第四章 ≪世界の物語≫
PR
50/52

合流する世界

「そういえば ' 太陽の石 ' ならクロウが持ってるって、ニジュウヨジってカモノハシが言ってたな。未来の話しだけどな。」


「はい。それはだいぶ未来の話しでございます。この時代にも石は存在しているかとは思いますが、手に入れるのは至難の業でしょう。」と大僧正は言った。



そんな話しをしていると、またパラパラと雨が降ってきた。


雨雲のせいで辺りはやや暗くなっていたが、暗くなるほど ' ホウセイの木の花 ' は光を増していった。


それとともに、辺りに充満するその花の甘い香りもいくぶんか増したように思われた。


ラド・シエナが、


「花が...。」とつぶやいた。




シロは時空軸の歪みを感じた。何(・)か(・)が(・)近(・)づ(・)い(・)て(・)く(・)る(・)と思った。


しかし、彼はその何かを見ることはできなかった。


シロの体はみ(・)る(・)み(・)る(・)う(・)ち(・)に(・)透(・)明(・)に(・)な(・)っ(・)て(・)い(・)っ(・)た(・)。あの遺跡の異空間でクロが透明になって消えていったように。


そして、シロはそこから完全に消えてしまった。それと同時に、分離していたこの世界は彼が消えるとともに元の世界と合流した。


シロもまた、クロ・ト・ジュノーと同様に様々な空間軸・時間軸を漂流している最(・)中(・)であったようだ。いつか彼も元の世界へと戻るのであろうけれど......。戻るべき世界がどこであるかは分からないが。



シロが消えたと思ったら、空から何か悲(・)鳴(・)が聞こえてきた。


≪登場人物紹介≫

・シロ ・・・ 本当の名をゲンカイ・ナダという。

・クロ ・・・ 本当の名をクロ・ト・ジュノーという。ジュノー王国の王子。

・アオ ・・・ 本当の名をアポトーシス・オルガという。〈死神〉と呼ばれることがある。


・男 ・・・ 謎の男。名前はラド・シエナ。


・灘よう子 ・・・ 東京で探偵をやっている。

・鴨木紗栄子 ・・・ 灘よう子に仕事を依頼する。

・鴨木邦正 ・・・ 鴨木紗栄子の伯父。植物学者。

・黒戸樹 ・・・ 鴨木紗栄子の夫だった人物。

・蒼井瑠香 ・・・ 医者。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。