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『不老不死の薬を作った少女』  作者: 根尾 彼方
1/12

プロローグ

本日(1/12)21時の投稿で完結するよう予約投稿しました。


 この世界は狂っている。

 そう少女が思った原因は、少女自身の発見によるものだった。


 少女の発見は不老不死。

 「人間が老いて死ぬ」ことを防ぐ世紀の大発見。


 少女の父はノーベル生理学賞を受賞した有名な研究者であった。

 そんな父に幼い頃から教育された少女は、息をするように研究した。


 12歳の時、細胞内に存在するミトコンドリアと老化の関係を解き明かし、人間の老化にはミトコンドリアの不活性化や減少が原因という説を提唱した。それ以来、研究者としては若すぎる事もあいまって皆が彼女を注目するようになった。


 そして、15歳の時、ミトコンドリアを自由に活性化させ、投与量によって活性化させる量を調節出来る薬を開発した。


 これは、マウスでの研究成果であったが、様々な業界の人々がパトロンとなり、莫大な研究費を得た。

 前例の無い薬のため非臨床試験、入念な臨床試験等の過程を経て20年後、「不老不死の薬」は出来上がる。


 少女はその後研究に集中してもらうためという理由で、半ば強制的に

 政府によって作られた施設で、

 自分の手で作った薬によって、

 永遠の命を研究に費やしている。



 少年はその少女をずっと見てきた。

 昔はクラスメイトとして、今は政府から任された助手兼クローン研究者として。

 さらに、少年は少女を監視する役目も担っている。





 この物語は、人が老いなくなった世界で、老いることを選んだ少女と少年の話しである。


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