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ジ・エンドオブ ツンデレ 1 トゥルカナのターン

なんでこんなことになったんだ……。


最初は一人の兵士が仲間を食い殺したことから始まった。


その殺された兵士が起き上がってまた襲いかかる。


その繰り返しで今やほとんどが死者の群れになってしまった。


生き残っているのは俺たち10にんほど。


バラトン将軍

「トゥルカナ、来てくれ。」


トゥルカナ

「父上…、その傷は。」


バラトン将軍

「ああ、噛まれた。俺はもう、長くない。」


父上の足がさけて血が流れている。


こうなってから死人になるのは時間の問題だ。


部下たちはみんな涙している。


バラトン将軍

「お前の手でわしにとどめを刺して欲しい。」


トゥルカナ

「父上………。」


バラトン将軍

「そして、お前が王都にこの事を伝えるのだ。」


トゥルカナ

「俺だけ逃げろと?」


バラトン将軍

「そうではない、生きろと言っているんだ、馬鹿者。」


俺は父上の手を握った。

涙が溢れる。


バラトン将軍

「いいか、よく聞け…。


王の座などどうでも良い、お前は英雄になれ。


この世界を救うのだ。トゥルカナ、息子よ。


頼んだぞ。」


俺はうなづくと、愛剣を父上に振り下ろした。


…………………………………


それから必死に王都まで馬を走らせたが、

つくなり捕らえられてこのジメジメとした塔の中に閉じ込められている。


王は父上が反乱を起こしていると思い込んで激怒しているらしい。


何度言っても信じてもらえない。


父上…不甲斐ない息子でごめんな。


俺は明日処刑される。


あの世で父上に謝らなきゃな。


ああ………、喉が渇いた……、ベル…最後に会いたい。


縛られた俺を見て喜ぶ顔でもいい、ベルのあの綺麗な顔を見て死にたい。


俺は首にかけた変な石ころを触った。


あの幸せだった夏の日、ベルがくれた石ころ。


ベル………。


俺はその変な石ころに口づけた。



つづく



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