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"あの子"とはもうさよなら

作者: 神無月

あの日。

俺は知ってしまった。

彼女が"人間"じゃない事を…。



そもそも物事のはじまり学校に転校生がくると騒いでいた時からだ。

俺は"谷口 時雨"ごく普通な家庭で産まれ、ごく普通な家庭で育ち、ごく普通な男子高校生。

イケメンでもなければブサイクでもない。

デブでなければガリでもない。

彼女いない歴=年齢、つまりDTだ。


自分の自己紹介は置いといて、いつも通り学校に登校したら友達の沼尻から"転校生がくる"と聞いた。

別に、転校生が来ても来なくても俺には関係ない話だ。

だから、"どうでもいい"と答えて自分の席に座った。

いつもより周りが騒がしかったから中々自分の席に座るのが遅れた。

そのせいで席に座ったと同時にHRがはじまった。

先生の「転校生の紹介がしたい」との言葉でさっきまで静かだった教室が、またざわつきはじめた。

「女の子かな?男の子かな?」「イケメンがいいよね」「女だったらぼいんがいいな」

その3つの言葉が耳に入った。

「転校生…か。

実際、少しだけ気になるな。」

そう小声で呟いていた。


教室のドアが開くとともに白い肌の"あの子"が入ってきた。

白くて少し黄色混じりの綺麗な髪は腰辺りまであり、表情は微笑ましかった。

目と睫毛は紫であった。

そして何よりも本当に綺麗な白い肌だ。

"あのこ"が入ってきた途端に教室のざわつきが無くなった。

きっと、一瞬だけ"あの子"に惹かれたんだろ。

そして、"あの子"が自己紹介をした。

「初めまして、葉月 萌です。

昔は、この街に住んでいましたが、親の都合で東京に行っておりまし

た。

この街の変わったところがあったら教えてください。」

"あの子"の紹介が終わったと共にHRが終わった。

そして席は俺の前だった。

まぁ、それ以降は何事もなく終わっていき休み時間になった。

俺はいつも通り気持ちが良く、人通りの少ない裏庭で食べていた。

裏庭は校舎裏に近い。

そのせいかは知らないが校舎裏で変な音がしたのが聞こえた。

"バサッバサッ"と大きな翼で飛んでいきそうな鳥の音。

疑問に思った俺は見る事にした。

そこには、黒い日傘をさした"あの子"がいた。

最初は分からなかったが髪が黒くなっていた。

目の色は赤。

そして、背中に翼が生えていた、

黒くて小さい。

悪魔のような翼だ。

笑っていた"あの子"の口元を見ると、牙があることに気づいた。

彼女は悪魔ではなく吸血鬼だ。

逃げなくてはと思ったその時、購買で買ったパンの袋が鳴った。

その音に気づき彼女がこちらに向かってきた。

すごい速さだ。

真正面に彼女が現れたと気づいた、

俺は死にかけているんだと。

何も言わない彼女。

俺はそのまま気絶した。



起きてみると、知らない天井があった。

保健室だ。

俺は起き上がるよりも先に自分の体の痛みに気づいた。

背中だ。

なんだろうと思い見てみると、

吸血鬼に吸われたあとや食べられた後でタトゥー見たいな物ができていた。

そこから翼が生えていた。

翼を上手く使いこなす力がなく俺はそのまま死んでしまった、



Bad End

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