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Period - truth and lie...  作者: HEAVENSENTRANCE
Chapter 1 ~Living dead~
7/9

Episode 4 Butterfly

Episode 4(仮)を再編集したものです。

琥珀と千鶴は空中で叫び声を上げながら必死に対策を考えている。


「こんな状況嫌よ!!!どうするの、千鶴!!!」

「ちょっと待ちなさいよ!!!」


駆け巡る思考。

今この状況に最も適した方法を導き出すべく千鶴は頭を抱えている。


「琥珀…。」

「何?」

「ごめんね…。」


千鶴は急に謝罪を言い、琥珀の左腕を引っ張り千切る!!!


グシャッ!!!!


琥珀は左腕を失った。


「ぅわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


泣きながら叫ぶ琥珀を他所に千鶴は琥珀の左腕を貪り、力を蓄えていた。


「琥珀、掴んで。」

「うぅ…分かった。」


琥珀は千鶴の服に掴まり安心しきっていた。


ドンッ!!!


大きな音が響くと共に琥珀と千鶴は地面に足を付けていた。


「怖い思いさせてごめんね、琥珀。」

「良いよ…。だけど何で一瞬で地面に?」

幻影化(ファントムモード)っていう上級ヴァンパイアが持つ能力(スキル)の一つよ。これを使うと本体を模った幻影が周囲に降り立てる場所や移動出来る場所を一瞬で算出してくれるの。」

「便利な能力ねぇ…。」


琥珀や人間には分からないことである。


琥珀は左腕を失い、血が滴っているので止血した後、千鶴に担いでもらい、空き家に入った。


「もう嫌になりそう…。」

「仕方ないよ…だってゾンビなんて映画の中だけの生物だと思ってる人が多いんだから。」

「まぁそうね、裏ではヴァンパイアとか異形な存在(アンノウン)が居るなんて誰も知らない。」

「幸せな頭よね…。」


琥珀と千鶴が話をしてる間にもゾンビは世界中を歩き回っている。

用語説明


幻影化(ファントムモード)

通称【幻影状態(ファントムブート)】と呼ばれる上級ヴァンパイアが持っている能力で、正確には発動者本人の影を作り出し、影が最後に移動した場所に瞬間転移するものである。

(ヴァンパイアの中ではさほど珍しくない能力とされている。)

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