↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
96/101

レーザー銃を求めるマフィアたちが目指す場所

 レーザー銃によるクラウディア襲撃作戦が失敗した事は時を置かずコルレオーネファミリーに伝わった。

 それは予想外の結果だった。

 レーザー銃。

 それがあれば倒せると言う考えのどこに間違いがあったのか?

 しかも、手に入れたレーザー銃がベルッチファミリーの手に渡ってしまったのである。

 アンドロイド?

 そんな強力なソルジャーだけでなく、新たにレーザー銃を与えてしまった。

 コルレオーネファミリーのボスの苛立ちは頂点を極めていた。

 渋い顔で、葉巻を押しつぶすと、言った。


 「なぜだ?あの女、あすかはあれで奴らを仕留めたんだろう?

 今回もあの女に命中させたそうではないか。なのになぜ失敗した」


 ボスの前に立っている作戦失敗を報告に来た男は、解が無くしばらく黙っていたが、思いついたような表情で話しはじめた。


 「ロレンツォ教会に行って、あの女を捕らえて、色々聞き出しますか?」

 「そうだ!それだ。」


 コルレオーネのボスが叫んだ。


 「あれ一本かどうかは分からんが、作ったものなら、まだ作れるはずだ。あれをどうやって手に入れたのかを聞き出せばいいんだ」


 コルレオーネは再び警察を使って、ロレンツォ教会から情報を得る事を考えた。


 「何も語らなければ、どうしますか?

 連行させますか?」


 ボスは腕組みをして、一瞬目を閉じた後、話しはじめた。


 「レーザー無くとも、あの女は強いぞ。

 何しろ、我々マフィアと戦った時にはレーザーは使っていないのだからな」


 そこまで言って、言葉を止めたが、まだ続きがありそうな気配を感じ、ボスの前の男は黙って、続きを待っている。


 「まあ、やらせてみるか。

 被害を出すのは我々ではないのだからな。

 警察にはどちらにやられたいかと、こちらからも脅しておけ。

 ただし、目も眩むばかりの報酬をちらつかせることは忘れるなよ」

 「承知しました」


 男はそう言って、ボスの前を離れて行った。




 その頃、オッタビアの屋敷ではサンドロとチェーザレを交えて、ライモンドの話がかわされていた。

 クラウディアは無事であり、襲ってきたライモンドを倒しただけでなく、レーザー銃を手中に収めはしたが、その部屋の空気は重かった。

 オッタビアの表情も苦々しげで、不愉快そうな声音で言った。


 「クラウディアの腕に取り付けられているものと同じだ」


 オッタビアが手に入れたレーザー銃を二人の前に差し出した。

 二人がレーザー銃を手に取り、眺めている。


 「すると、これはモニカから取り出した?」

 「いや、調べたところではモニカが失踪したあの場所にレーザーを思わせる攻撃の痕跡があったそうだ。

 とすると、モニカを倒した時にはこの武器はあったことになる。

 ならば、これはアーシアの物かもしれない」

 「アーシアから取り出したとすると、モニカやセレンからも取り出した可能性があるのでは?

 つまり、これと同じ物が後二本ある」

 「そう考えておくべきだろう。問題はそれが今、どこにあるのかだ」

 「このレーザーを使ったのが、ガンビーナのライモンド。

 そして、奴らの所からあすかの写真が大量に出て来ていることを考えれば、奴らと何らかの接点があるのだろう。

 そこから、残りの二本の在り処を探さなければならない」

 「すると、やはりポイントはこのあすかと神父でしょう」


 チェーザレが身を乗り出して言った。


 「よし。教会を当たろう」


 そのオッタビアの号令下、各地の教会に配下の者たちが送られた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。