レオーネ突入!
ベルッチ側の攻撃が緩慢になってきた。
最初のあすかとの戦い、さらに加わったレオーネ達の襲撃で大きな損害を出していた。
レオーネ達が銃撃を加えながら、遮蔽物の間を順次移動し、屋敷のドアにたどり着く。
そこは屋敷の中への突入を阻まれた仲間たちと、あすかの銃撃でやられたベルッチファミリーのソルジャーたちが作り上げた血の海だった。
レオーネ達はそこを過ぎ、さらに奥に進む。
そこで、レオーネ達は地獄のような惨状を見た。
一階部分には累々とベルッチファミリーのソルジャーたちの遺体が転がり、飛び散った血がべっとりと壁を赤く染め、廊下も真っ赤に染まっていた。
「すでに一階は攻め込まれていたのか?」
レオーネがつぶやく。
あの少女には仲間がいた。
その仲間がすでに一階で激戦をやっていた。
しかし、あの少女は何者だ?
そんな思考は続けられなかった。
レオーネはその答えを求めようとしたが、耳をつんざくばかりの激しい銃撃音に現実に引き戻された。
上階からベルッチのソルジャーたちが迎撃に降りてこようとしていた。
レオーネのソルジャーたちが応戦する。
ここはベルッチの屋敷。
多勢に無勢。
レオーネ達の方が圧倒的に不利なはずだった。
ところが迎撃に出てきた人数は予想以上に少なく、レオーネ達の数の方が勝っていた。
これはいける。
レオーネは確信を抱いた。
レオーネは迎撃に出てきたソルジャーたちを倒すと、手を振って仲間に合図を送り、上階へ進撃を開始した。




