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ヒューマノイド開発室 壊滅

 襲撃。


 誰もがそれを悟ったのは少女がマシンガンのトリガーを引いてからだった。

 機械音とキーボードをたたく断続的な音しかなかった、空間に止まぬ銃撃音が轟く。

 銃弾の力に抗しきれない装置が、破壊音を上げ粉々になっていく。

 人々は机の下に隠れ、銃弾から身を防ごうとするが、あすかの銃弾は机の上の装置だけではなく、机や物陰に隠れた人々にも降り注ぎ、その命を絶っていく。


 この部屋いるほとんどの者は、非武装の技術者だったが、技術者たちに目を光らせる事などを目的に、武装したソルジャーも何人かいた。

 そんなソルジャーが物陰に身を潜めながら、あすかに銃口を向ける。


 一人のソルジャーが、あすかの側頭部を照準に捉えた。

 迷わずトリガーを引く。


 あすかのマシンガンに比べれば、ささやかな銃撃音と火花が走る。


 「命中!」


 ソルジャーはそう思った。

 しかし、あすかはほんの少し移動しており、銃弾はあすかの横を通り過ぎて、その髪をかすめていった。


 「何?」


 ソルジャーがそう思った瞬間、あすかの銃口が自分の方に向いていた。

 ソルジャーは体全体に浴びる銃弾に、身をくねらせ死の踊りを踊りながら、辺りの装置とともに絶命していった。

 また別のソルジャーがあすかの背後に回ろうと、物陰を移動していく。

 背後に回った。

 そう思い、あすかの姿を確認しようとした時、自分の方を向き、銃口を向けているあすかの姿が目に入ってきた。

 次にソルジャーが見たのはあすかが持つマシンガンの銃口から飛び散る火花だった。

 頭部を吹き飛ばされ、血と内容物をまき散らし、絶命していった。


 あすかが部屋の中のありとあらゆる装置を破壊しながら、進んでいく。

 その後に残っているのは破壊された装置の残骸と、床に赤く広がる血の海の上に横たわる人々の遺体だけである。


 その部屋にあった全ての装置を破壊し、全ての人間をあすかが葬るのにほとんど時間を要さなかった。

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