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コンシリエーレ ロベルト
地下室を後にしたボスが向かった先はコンシリエーレのロベルトの下だった。
ロベルトこそ、このヒューマノイド開発を勧めた張本人であり、原に目をつけたのもロベルトであった。
「ロベルト」
ボスはさっきまでの浮かれた表情とは一転した厳しい表情で言った。
ロベルトがボスに怪訝な表情を返す。
ロベルトの下に届けられていた報告では、アーシアは大成果をもたらしたはずである。
ここで厳しい表情をする理由は無いはずである。
何があった?
「何か不都合でも?」
ロベルトがボスにたずねる。
「これだけの力を目の当たりにすると、喜ばしい反面、これが敵側に渡ればと思うと寒気がする」
ボスの懸念はこの力の流出だった。
「確かに。この力は独占しなければなりません」
「そのとおりだ。
信用できる有用な者だけを残して、そうでない者はあの世にいってもらおう」
ボスはそこで言葉を止め、さらに厳しい顔をした。
そして、さらに低く、小さな声でロベルトに言った。
「そして、原もだ。
アーシアの映像を見ている奴の顔は心底から喜んではいなかった」
「原の事は私に任せてください。人質の娘と共に、あの世に送りますよ」
「頼んだぞ」
ボスとロベルトは目を合わせると、大きく頷いていた。




