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リアル・サバイバルクラフター  作者: 竜野マナ(竜灯草)


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99/116

94.1週間ほど早い

 大型の物を含む家電の運搬と配置は、それでもまぁ2時間ぐらいで終わった。だから拠点に戻っても夕方まではちょっと時間がある。なのでその間も地下倉庫で金属コンテナを開けながら、お掃除ロボットのごみステーションの紙パックを取り換えていた。

 思いのほか一気に家電の類が出ていく事になったが、次の拠点というか生存者がいる場所は6エリア目だし、「避難民」の人達2回分ぐらいの数はある。だから多分大丈夫だろう、と思いつつ晩ご飯。

 ……そう言えば工一さん達は引っ越したんだった、と、ちょっとしてから気付いたが、なるほどこれはアンテナが必要だな。無事じゃなかったら連絡が来るだろうが、分からないのは不安だ。


「(まぁアンテナの設置に必要な時間は3日だから、明日の朝には電波類が使えるようになる筈だし)」


 と思って、それなら大きめのテレビ電話ぐらいは談話室的な場所に設置しておくべきか? と思いついたので、地上の倉庫にテレビ電話可能なテレビをサイズ別でいくつか移動させておく。テレビの1台2台ぐらいならグルスニールや、それこそウィングバックパックでも運べるだろうし。

 ちまちま資材で強化できる部分を強化したり、今日の分の成果らしいお饅頭型の苔の塊や道路に転がってるアレコレを絞り機や解体機や「大型機材作業用プレハブ」に入れたり各種生産設備に素材を放り込んだりする。

 実はこっそり、ゲーム内では1人乗りで性能最高の乗り物を作り始めていて、実際何台か既に完成しているんだが、これを出すのはいつにしようかな、と思いつつ就寝。


「つっつつつつみみきさん! 起きてください! ツミキさん!」

「ふぁ?」


 転移1ヵ月22日目、の恐らく早朝。ばんばんばん! と部屋の扉が叩かれて起こされた。何事? と思いながらスマホで拠点の全体マップを確認。

 すると。


「あー、状況把握しました。まず落ち着いてください。並みのモンスターでは外の壁を乗り越える事も難しいです」

「は、は、はいっ!」

「まず深呼吸。それから起きている人の確認と、装備の確認。探索の訓練を受けた人を中心に相談。それと、倉庫にテレビ電話が出来るテレビを移しておきました。恐らくそろそろ大型アンテナが使えるようになりますので、工一さんに連絡を。私もすぐ行きます」

「は、はいっ! 分かりました!」


 そこには、大量の敵の反応が外側の壁に集まっている表示があった。という事は、昨日の工一さんと王子様達の探索はそこそこ上手く行ったんだな? まだ相手の正体を見てないのでゾンビかモンスターかは分からないが、たぶん4エリア目のモンスターだろう。

 もちろん素早く「ツミキ」としての格好に着替え、しっかりミラー加工されたフルフェイスヘルメットを被る。そして部屋を出た。着替えている間も全体マップは見ていたが、住人の動きを示すミニキャラは、恐らく私の部屋に来ただろう人を中心に落ち着いた動きをし始めている。

 ついでに大型アンテナを確認するが、まだ早朝だからかギリギリ設置が終わってなかった。仕方ないな。連絡はとれないが、まぁでも抜かれる事は無いだろう。それに、前回の防衛戦の経験者もいるし。


「(ん? という事は今回、私が王子様のやってた仕事をしなきゃいけないのか?)」


 という事に気付いてしまったが……まぁ何とかするしか無いな。とりあえず今こっちの拠点に居る最高責任者は、私なんだから。

 それはそれとして、キウリさんに大型アンテナをお願いしておいて良かったな。王子様なら拠点2ヵ所の同時防衛ぐらい出来るだろうし、通信さえ繋がってしまえば後は丸投げでいい筈だ。

 ……何で2ヵ所の同時防衛想定かって言ったら、距離的な問題で、あっちも襲撃されてない訳が無いからだよ。間違いなくあっちも防衛戦の真っ最中だ。まぁだからこそ、連絡さえ取れれば反応は早い筈なんだが。


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