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なろラジのお部屋

赤のランランランドセル

作者: スタジオ めぐみ
掲載日:2022/12/12

桜の咲く季節がやってきた。

私は新1年生だ。

新しい制服に、新しいランドセル。

新しいものだらけだ。

みんなとお揃いも嬉しい。


男の子は黒のランドセルとズボン。

女の子は赤のランドセルとスカート。

胸には胸章をつける。頭には黄色の帽子。

毎日決まったものを身につけて、学校に行くのは楽しかった。

私は決めるのが苦手だった。

だから、みんな同じ制服とランドセルに安心した。

安心していたのに…不安は訪れた。


体育で着ていたブルマ。

これが新しくハーフパンツになるという話を聞いた。

高学年は買っても買わなくてもどっちでもいいということだった。


もうすぐ6年生で1年間どうするか、どうなるか不安だった。

そして、私は物をねだるのが苦手だった。


体育の授業の度に増えていくハーフパンツ。

ブルマの数はどんどん減っていった。

みんなと同じがいい私は親にハーフパンツをお願いした。

「ハーフパンツじゃないと嫌だ。学校行かない。」と言ったのだ。

「時間ある時に買ってくるから。」とお母さんが言った。


次の体育までには欲しいが、それは言えなかった。

明日体育があるのだ。


体育の授業では私以外みんなハーフパンツだった。

「ハーフパンツ買ってもらえないの?」と友達に言われた。

「買ってもらったけど、家に忘れちゃって。」と私は嘘をついた。

なんか、私だけハーフパンツを持ってないと思われたくなかった。

泣きそうになりながら、家に帰った。


家には新しいハーフパンツがあった。

「買っといたよ。」とお母さんが言った。

今日着たかった。今日をやり直したい。

気分はブルマのことだけにブルーだった。


寝たら忘れるタイプの私。

「おはよう!」

今日の気分はルンルン。

走りたい気分。ランラン。

「行ってきます!」

新しいハーフパンツをランドセルに詰め込んで登校した。

ランランランドセル。


私はみんな同じでみんなとお揃いが好き。

赤のランドセルが好き。

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― 新着の感想 ―
[一言] まさに切り替わる時期に中学生でした。 地方だったから都心に比べると遅かったかも。 皆がハーフパンツなのに一人だけブルマだと気になるよなぁ。
[一言] 6年生の時に着るものが変わると 親は困りますね。 でも、ブルマがハーフパンツになるなら 学校から連絡あった時点で買うかも。 みんなと同じだから安心する 人と違うようになりたい 子供のと…
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