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行動は呪いだ1-2
けれど、どうにか耐えていた。
耐えるつもりだった。
けれど無理だった。
結論をまずいうと、
気が付けば、目の前に座っていた相手を連絡帳で思い切り叩いてた。
他の班の生徒からすれば、私は絡まれようが弄られようが反論や言葉での反抗をしても手を出さなかったはものの、遊びで言ったことを鵜呑みにし、最終的に手を出した最悪な冗談も融通もきかない暴力女か、はたまた何もしていない心優しい級友をなんの理由もなく殴った最低な人間か。
恐らくどちらもいただろう。
私は、理由もなく目の前の級友、いや、悪口を言ってくる他人を殴る人間だと思われていたということか。
どうしようもなく苦しかった。
誰も私の話なんて聞いてくれなかった。
私は級友に怒鳴られながら誰かが先生を呼びに行ったのを見た。
だから、先生が来たら今までのことも全て言おう。
そう思っていたのに、先生が来る前に、なかったことにされた。