行動は呪いだ1-1
あれは小学生の頃だった。
担任の先生は班活動に力を入れている先生だった。
私としては、苦痛でしかなかったことだけは、どんなに記憶がぼやけても忘れられやしない。
特に忘れられないのは、二班の時だった。
基本的に男女二人ずつの四人班。人数の関係上三人班もあったっけ。
そんなことはまぁどうでもいい。
重要なのは当時の班のメンバーだ。
今ならきっとこういうだろう。
陽キャ三人の中に入れられた陰キャ。
けれど当時の私にはよくわからないが、とりあえず苦手なタイプの三人だった。
もとからあった苦手意識が日を追うごとに酷くなっていった。
原因は簡単なもので、三人から毎日、特に給食の時間に罵倒され続ける日々が続いたからである。
バカやあほはもしかすると三人の口癖なのかと思うくらいには言われ続けた。
それでも、学校には行くしかなかった。
お母さんに悪口を言われるから行きたくないといったって、まともに取り合ってもらえないどころか、’悪口を言われるのが嫌なので学校に行きたくありませんって自分で言い。’と言われる始末。
適当に言いくるめられたのか、どうせ話をまともに聞いてなんてくれないと諦めていたのかはもう覚えていないけど、結局学校に行っていた。