表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
羊物語  作者: 等々
7/7

番外編

番外編

ほのぼのルートに入りました。

すぐ切り上げて本編に戻ります。

たまにこっち書くこともあるかも

風の精霊と出会った羊さん、魔法に憧れた羊さんは精霊のお願いを聞くかわりに魔法を教わりました。

精霊さんのお願いとは、意地悪なドラゴンが花畑に落とした大岩を壊すことでした。

羊さん一匹ではとても壊せない大岩でしたが、精霊さんと協力すると、なんと一撃で壊すことができました。

これでまた精霊が花畑で蜜を飲むことができます。二人は喜び、賛辞を送りあいます。

まだまだ話したいことがたくさんありましたが、夕暮れになって羊さんは働き者の牧羊犬ベロに引きずられていってしまいました。

そんな羊さんはというと、、、


フフフ、フフフフフ


楽しそうに笑っていました。(ちょっと不気味ですよ、、)


アビリティの検証だけのつもりだったのに思わぬ収穫、、、まさか魔法が使えるようになるとは思わなかった。しかも自分より三周りくらい大きな岩を砕くことができた、魔法なしでも貫くことだけならできそうだ!抜けなくなるけど

たぶんパッシブアビリティの≪貫通力(かんつうりょく)強化(きょうか)≫の影響だろうなぁ。それならぶつかったときに頭が痛くならなかったのは≪頭骨強化(とうこつきょうか)≫のお陰か。

最初は予想と外れてショックをうけはしたけど期待以上の成果だ。ポイントだって7ポイントも貯まったし元は取ったと言っていいんじゃないかな?

さて、ずっと考えてたあれを試してみよう。


ビルドポイントを≪毛皮(けがわ)≫に振り分けますか?


そう、毛皮の強化である。

毛皮にビルドポイントを振り分けて何かしらのパッシブアビリティを獲得できればプロさえ虜にした俺の毛がさらにグレードアップする!そうすれば俺の希少価値はさらに上がり大切に育てられご褒美もたんまり!俺専用の小屋が立っちゃったりしちゃった日にはハッピーライフにハッピーホームだ!

って訳で!


ビルドポイントを≪毛皮(けがわ)≫に振り分けますか?


イエス!!ただしまず1ポイントからで、、、


ビルドポイントを≪毛皮(けがわ)≫に振り分けました。


毛皮(けがわ)ビルド≫羊毛強化(ようもうきょうか)

アビリティを解放します。

アクティブアビリティ・羊毛生成(ようもうせいせい)促進(そくしん)


さっそくお目当てキタァーーーー

いや!お目当て以上だよ、ひゃっほい!

下手なパッシブアビリティよりも相当いいの引いたんじゃないですかこれ!?質より量ですよやはり!明日までに毛を伸ばせば人参が食える!

となればさっそく≪羊毛生成(ようもうせいせい)促進(そくしん)≫発動!

お、毛穴がムズムズする。ちゃんと発動してるみたいだな!伸びた毛が視覚に入るようになってきた、一分一センチ感覚。大分早い、これなら1日人参一本といわず二本くらい貰えちゃうんじゃない?

どんどん伸びろー俺の毛(ニンジン引換券)!フフフ、ハハハ!アーハッハッハ!


グゥ~


そうだ、生成するアビリティってお腹すくんだった。干し草少しいただきますか、、、パリパリでサクサク、なかなか噛みきれない歯応えが楽しい、いつまでも食べられそう、、、


そうして、羊さんは食べては伸ばし、伸ばしては食べてを朝まで続けました。

朝、日が山向こうからみえ始める頃、牧場主さんは羊小屋の閂を開けに来ました。

いつもなら朝が来たことがわかっているのか、『お腹が空いた、早く開けてと』メェーメェーと鳴き声が聞こえるのですが今日はその鳴き声が聞こえません。

脱走したのか、はたまた狼でも入り込んだのか、嫌な予想ばかり頭に浮かびます。

大声で自分のパートナーである猟犬ケルを呼びだし、手近な薪を拾い上げると急いで閂をはずし扉を開きます。

すると、小屋の中にいた羊たちが一斉に飛び出し牧場の方へ一目散にかけていきました。

牧場主さんは羊たちがいなくなった小屋に残った物体を睨み付けたまま動きません。そうこうしているうちに猟犬ケルが駆けつけます。


「バウッ!バウッ!」(どうした主!なにがあった!)


急いで駆けつけたケルは主の横に並ぶとグルルとうなり声をあげて小屋の中の何かを威嚇しました。


「なんだこいつは?」


自分の頭を整理するために呟く主さん。

その声が聞こえたのか小屋の中にいたそれがもぞりと動きこう鳴いたのです。


「メェー」(おっさんとケルさんか、おはよう!ねえねえ!この毛人参何本分かなぁ!?)


小屋のなかを占拠していたそれは、毛を伸ばしすぎて毛玉のお化けとなった羊さんでした。

やりすぎです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ