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ホワイトデーパーティを開こう

一次予選に落ちましたので復活しました!!

嫁と娘達がネールが家に来るため、

ガトーショコラ作りをしているところだ。


『ルナリアー、チョコレートを混ぜてー』

『りょーかい!』

『フェル、卵を割ってくれないかしら?』

『まかせて!』


作り方の手順はチョコレートを細かく刻んでボウルをバターを入れ、

泡立て器でなめらかに混ぜて生クリームと卵を入れて混ぜる。


そして、薄力粉やココアも入れる。

んー、凄い面倒だから俺は見学をしている。

まあ、材料を買って来たからいいだろう。


娘達が作るのを手伝ってくれたからあっというまに完成しそうです。


『まだかなー。わくわく・・・』

『わくわく・・・』


トースターに入れたガトーショコラの様子を、

二人が眺めていたので声を掛けました。


『二人共ー。出来るのに10分以上掛かるから、

その間にハーブティーを一緒に飲みましょう』


私とフェルは振り返って即答しました。


『『飲むー!!』』


皆がリビングにあるテーブルの席に座ると、

ルーナがサフランのハーブティーを入れてくれた。


『おー美味いな!!』

『うん、美味しい!』

『これは・・・うまい』


やはりサフランは美味しいな。

独特な香りだが苦味のあるなめらかな味わいが好きだ。


『ふふっ、貴重なハーブティーなんだからゆっくり飲みなさいよ?』

『『はーい』』

『ああ、分かってるさ』


そう、ルーナの言うとおりにサフランは高価なハーブティーなのだ。

だからこそゆっくりと香りと味を楽しむのが礼儀だ。


・・・まーそもそも、

飲みすぎると体に悪影響があるから少ししか飲めないけどな!


家族とハーブティーを嗜み、

いつの間にかガトーショコラが出来ていたらしく、

ルーナが早速テーブルに置いた。


『おー! これは美味そう・・・』

『食べたいー』

『同感』

『ええ、上手くいって良かったわ。って、二人共つまみ食いは駄目よ?』


ルーナが娘に笑顔で注意をすると、手を直ぐに引っ込めた。

うん、分かるぞ。ルーナは怖いからな。


それにしても、円方の形がとても綺麗に仕上がっているしこれは成功だな。

最後の仕上げはパウダーシュガーを振りかけて完成した。


『後はネール来るのを待つだけね』

『早く来ないかなー・・・ネールさん』

『ガトーショコラ食べたい・・・』


俺も早く食べたいなーと思っている矢先の事だった。

ドアから軽くノックされた音が聞こえてきた。


『おっ、来たようだな』


椅子からすぐさま立ち上がって玄関の方に向かい、

ドアを開けたら目の前にアルラウネのネールがいた。


『こんにちは、ロアンさん。 お久し振りね』

『ああ、久し振り。今日は来てくれてありがとうな』

『ふふふっ、ホワイトデーパーティなんて面白そうだもん。来ない理由がないわ』


軽く挨拶を済ませてからネールを家に招き入れ、

ホワイトデーパーティを開いた。


テーブルの上にはガトーショコラ以外に、

ネールが作ってくれたお菓子やジュースも置かれ、皆で賑わった。


『ん! このガトーショコラ美味しいー!』

『それ、ママとフェルと一緒に作ったんだー』

『ネールさんが気に入ってくれた良かった』

『あん! 私の為にありがとうねー!!』


ネールがルナリアとフェルに抱きつくと、嫁が少しだけ睨んでいた。

多分嫉妬かな。


一時はどうなるかと思いきや、

皆で楽しいホワイトデーパーティを思う存分楽しめた。

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