みんなで掃除中に
今回のお話は短めなので2話投稿します!
今日は家族で久し振りにリビングの部屋を掃除をしている。ルーナが『何だか、あちこちに埃が溜まってきたわね・・・みんなで掃除をしましょう!』と言い始めたのが切っ掛けだ。
うちの娘達は良い子だから素直に掃除の手伝いをしているが、俺は乗り気じゃなかった。
だって面倒だもん。
娘達はテーブルやソファを拭き、ルーナは床やキッチン辺りを掃除し、俺は渋々と照明器具や食器棚の上を掃除していた。
俺が掃除する所は高くて届かないから脚立を使用している。
それでさっきから思っている事があった。
このボロい脚立壊れないのか?と。
木造で出来ているから不安もあったが、何せ古くてボロボロだからな。
あちこちに苔が生えているし割れ目をあるし超あぶねー。
ルーナに『これしかないのか?』と聞いてみたが、『それしかないわ。30年前くらいに拾った物だけどまだ大丈夫よ』と、自信に満ちていたが、どの辺が大丈夫なのか?
そんな事を考えてながら掃除をしていた。
良し、 これで綺麗になったな。
食器棚の上にあった埃は全て無くなり、綺麗に雑巾で拭いたからこれで終わりだな。
満足した俺が脚立から降りようとすると、ある出来事の起きてしまった。
突然何かが折れるような音がした。
そう、脚立が壊れたのだ。
体制を崩して落ちると、目の前にルーナがいた。危ないと言うとしたが当然間に合う訳がなく、ルーナに真上に落ちた。
『ルーナ、あぶなー・・・!!!』
『え? きゃあ!?』
大きな物音がなって娘達も驚いてこちらに振り向き、心配をして駆け寄ってくれた。
『ママ! パパ! 大丈夫!?』
『怪我ない!?』
俺に怪我は無さそうだがルーナが心配だった。直ぐに起き上がって確認をしようとすると、右手が何か柔らかい物を触り、左手に付いた床は何かべっとりとしている感触がした。
ふとみて見ると俺の右手はルーナの胸に触れていて、床とルーナが着ているマキシ又ワンピースみたいな緑色の不思議な服には、オリーブオイルと思われる液体がぶち撒かれていた。
空になっている瓶がゴロゴロと転がっていたから、多分それだろう。
それしても・・・この状況は凄いな。
ルーナの顔にもオリーブオイルが掛かっているから何だがエロく感じるぜ。
そんな事を思いながらルーナを心配して声を掛けると、見事に顔を思いっきり殴られました。
これだけ元気だったら怪我はないよねうん。
まぁ取り敢えずは一安心したがルーナにめっちゃ怒られた。
『何をしているのよ!! 床と服がオリーブオイルでメチャクチャじゃない!!』
俺は謝る事しか出来なかったが、ルーナの元気そうな姿をみて娘達も一安心して笑っていた。
娘達よ、ルーナがめっちゃ怖いんだけど助けて。
その後に俺はぶち撒けたオリーブオイルを掃除し、ルーナは服を洗い、身体も洗う為に滝に水浴びをしに行った。
掃除を終えた俺はソファで寛ぎ、娘達は絵本を読んで時間を潰していた。
・・・んーあいつ遅いなー。
何時もより帰って来るのが遅い気がする。
もしかして先程頭をぶつけていて、頭痛が起きて倒れているとか?心配になった俺は娘達を留守番させて滝がある場所に向かう事にした。