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ケモ耳でも悪くはない  作者: ルーシャ
2/7

どうしてこうなった

やる気のない、メガネ猿が書いていやす。

「プルルルル……プルルルル………おかけになった電話はーー」

さっきから何回もかけているのにつながらない。絶対に間違っていない

……とは言えないが、番号は何回も聞いて確認した。合っているはずだ。

「なんでかからないんだ?あ…もしかしてもう仕事始まってて忙しいとか?」

まったくなんでこんなことになるんだ初日から。

ー寝坊するわ、ラッシュで門がなかなか通れないわ、電話はつながらないわ………寝坊したのは俺のせいだが

(俺、仕事向いていないのかもな…)


そもそもだが俺は仕事を受けるつもりはなかった、………あの事故が起きてからは。

2週間前に事故にあった。

どこかに行く途中だったと思う。

道をのんびり散歩していたら、フラフラしている爺さんがいたんで介抱していた。

 その時だ、いきなり何か…何か黒い物体がすごいスピードで飛んできて俺の頭にクリティカルヒットしたのだ。そこで俺の視界はシャットアウトされ、気づけば病院にいた。

これだけだと、どうということはないではないかと思うだろう。


しかし、そのあとが問題だったのだ。

俺は病院に入院していたが、あくる日、俺宛に連絡が来た。仕事仲間からだった。

「もしもし~忍?入院してるって聞いたんだけど大丈夫?私、明日あくからお見舞いに行くよ~

                 ………忍?忍、ちょっと聞いてるの!?返事しなさいよ!」


「………あの、誰ですか?」

「………え…?」

「…………あの…だから、どちら様ですか…?」

「……もしかして私がわからない?」

「…はい」

「………………えええええぇぇぇっ!!!」

えええええぇぇっ!!!はこちらのセリフだ、お前は誰だっ?!


という顛末で、俺は自分が記憶をなくしてしまったのだと悟ったのだ。







腹痛い

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