4話 異変
母親 エーリカルト・マフィン視点
私たちの息子「アークザート・マフィン」が産まれて1ヶ月が経った
アークの髪の色は私と同じ金色で、顔の特に目元なんてアントにそっくりだわ
とても可愛らしい
でもアークはちょっとぼんやり屋さんで心配しちゃうわ
あまり泣かないし、母乳も自分からは要求しないの
私から母乳をあげようとすると
あっ忘れてたって顔をして母乳を吸うの
こんなぼんやり屋さんなら危ない事に巻き込まれる心配はないわねってアントとよく話すの
私は安心していたわ
いや、安心しようとしていたのかしら
そうあの日までは………………
父親 アントシン・マフィン視点
はぁ…………なんて僕らの子は可愛いんだろう
エーリが毎日あんなに楽しそうに笑ってる
僕もエーリとアークを見ると頬が緩む
でも安心だ
アークはいつもぼーっとしているみたいだからね
子どもはやんちゃぐらいがちょうどいいって言うけどが、あんまりにもやんちゃ過ぎると僕たちが心配で心配たまらないからね
このまま何事も無ければいいんだけど…………
ある日、エーリの悲鳴が聞こて急いでエーリの所に向かうと寝ているアークがうなされている
しかも段々と髪の色が抜けていく
そんな!?
なんでこんかことが!?
急いで使い魔を召還して村にいる唯一のお医者様のヒューエルさんに来てもらう
「アーク!頑張ってくれ!!」
ヒューエルさんが来た時にはアークの髪の色は
......
黒色になっていた