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10話 誕生祭(5才)前編
春に村の俺と同年代の子供が集められた
誕生祭というイベントをやるらしい
まあ誕生日的なやつだな
俺も成長した
言葉は完璧だし文字も読める
ただ字を書くのは下手だ
4才の終わりに弟と妹が生まれた
金髪と銀髪の双子だ
金髪の弟がアルディバルド
銀髪の妹がルノワール
なんか格好いいよな
いやーなんかもう品格があるぜ!
と現実逃避をしていると
「あなたお名前はなんていうのかしら?」
は、話し掛けられただと!?
ちっ! 隅っこでボッチしてたのに話し掛けてくんなよな!!
なんか最初は段に乗って村の人達に祝られて今は子供達だけでパーティーだ
そんなに豪華な物は出てないと思うけど、お腹いっぱい食えるのがいいのかな
なんか場ががっついて食っている男の子達とお喋りしながらゆっくり食べている女の子達で別れている
俺?
もちろんどっちにも所属してねぇよ
何回も言わせんなよ
ボッチだよ
「聞いてらっしゃるの?」
なんだかさっきからぐいぐい来るな
「はい聞いてましたよ 僕の名前はアークザート・マフィン 探偵さ!」
俺は俺は会心のどや顔でお辞儀をしながら決めてやったぜと言ってみたり!!