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卒業  作者: 希恵和
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6女子のリーダーは最強。

『件名:きっくちーー主催三年一組クラス会!へいへいへいーーー』

『菊池、予約したんだって笑。

 というわけで駅前のボウリングに三日2時半集合だぜ。

 3時間ぶっとおしどきどきチーム対抗〔罰ゲーム付き]

 あ、賞品もあるらしいけどーー笑笑

 楽しいだろうから、来いよーー!!』


――なんだこれ。

朝、目を覚ますと頭悪そうなメールが来ていた。

きっくちー……菊池さんはそのような名称を許可していないと思う。

もちろんプレゼンテッドバイ……牧田。金使わないことに幸せを感じていたくせに、

いけしゃあしゃあとクラス会などの金使いイベントには参加している。一体、何でだよ。


 なんかうざい。適当に返信送っとこう。

『けっ笑』はい、送信。


全く牧田というヤツは、高校入った時と卒業した時に精神の成長に差があるように思えない。

ようするに、三年間で何も変わってない。クラスの男共の殆どがほぼ脳内レベル中二だしなあ。

特に牧田。次に上田。続いて尾野くらいが馬鹿三人衆ってところだ。

ほんと馬鹿ばっかり。


そんな考えが頭をめぐった時、携帯が鳴る。メールが届く。

件名無し。送信者は牧田でも、ましてや見知らぬ人間でもなかった。

そして、その内容は深いようで浅くも見えた。

この人は牧田とは逆だ。精神年齢が高いというより、見えない。心の奥底とか

そういうものがあるようでないようで。

『卒業したんだもの。そろそろあなただって、真実を知りたいでしょう?』


――菊池咲(きくちさき)



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