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終わりの始まり
あの日が経ってから3日...。
あの後、優斗と康太が先生を連れて来たあと俺は安心して気絶したらしい。
頭がガンガンする。その度に出会った魔族の事を思い出す。あいつらが言ったあの先は...。
そう考えてると電話がなった。ローレンさんから
だ。
「ノア、大丈夫か?」
「はい、先生達が来たお陰で戦闘にはなりませんでしたから」
「そうか…それは良かった」
「ノア、襲撃後で悪いがCriminalの本部に来てくれないか」
「本部にですか」
「そうだ。色々話したい事があるしな。それに他の奴も呼ぶ事にしたから。じゃ、宜しくな」
「はい、分かりました」
「久しぶりだな、あの人達に会うのは」
◇◇◇◇
「ルチア様、動き出したそうです」
「やっぱり仕掛けて来たか...。」
「だったらこちらも...。」
◇◇◇◇
月は綺麗だ。
何者にも染まらず皆を照らしている。
醜い心を持っていても浄化されていくような...。
でも、罪が重いものは浄化はしてくれない。
誰も助けてくれない。
信じられるのは自分だけ.........。