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実戦練習と危険

やっと初日が終わり学校の近くに用意されたマンションに入った。電話を取りローレンさんに報告する。

「はい...もしもし...」

「あっ、ローレンさんノアです。今、時間いいですか?」

「ノアかいいぞ」

「今日は勇者2人と話す事が出来ました。1人目は一ノ瀬優斗、雷魔法を使います。2人目は三橋康太、風魔法を使い今日はあった魔法測定では平均を軽

がる超えていました。思ってた以上に魔力の力がありました」

「そうか、ご苦労さん。また何かあったら伝えてくれ」

「はい、分かりました」

「あっ、それと武器は肌に離さず持ってろよ。魔族が動き出したらしい。目的は勇者だろ。いつでも戦闘態勢でいろ」

ローレンさんはそう言うと電話をきった。

武器は簡単持ち運べる用に小さくする事ができる。ピアスやネックレスや指輪などの小物に形を変える。俺の場合はブレスレットだ。

「それ程今の状況がやばいってことか...」

「早めに勇者に力を付けさせないと」





◇◇◇◇


次の日は授業で実戦がある。すこしでも戦闘に慣

れて欲しいということだ。


「うわー、緊張してきたな!」

「お前、昔から緊張しいからな」

「なっ!それはお前だろ!!」


2人の会話を俺は聞いていた。見ながら考えていた。友達になったどうすればいいんだ!!

勇者をサポートすればいいんだけど...。実際、どうすればいいか分からない。


「それでは今から実戦練習を始めます。先生達がランダムで決めた、3人を1チームで他のチームと戦ってもらいます。2チームずつやっていきます」


そういう事か。本格的な実戦なんだ。しかも、行われる場所は学校の近くにある森だ。学校側の敷地だ。行動範囲が広くなる。


「おーい!ノア、俺達一緒のチームだって」

「えっ?優斗と康太と!?」

「なんだ、お前、不満なのか」

「えっと、そんな事は無い」


マジか...。少し予想は着いていたけど本当になるなんてな。


「武器の使用は大丈夫です。自分の魔法だけに頼らず武器にも慣れてください」




◇◇◇◇



俺達はすぐに呼ばれた。

優斗は緊張していて康太は無表情だ。相手のチームは違うクラス奴だ。この実戦で勇者達の実戦がどれくらい出来るか分かるからラッキーだったか

も知れない。


「では...初めて!」


先生の合図で敵チームがこっちに向かって来た。制限時間は30分で相手チームを怪我させないような程度で全滅させれば勝ち。

俺達はとりあえず森の奥に入った。


「はぁー、あいつらマジだったぞ」

「それはそうだ。これは学校の評価にも入るしな」

「それに勇者と戦って見たいって思う奴も少なくない」


それより練習だとはいえ負けたくないな。


「優斗、康太お前らはすぐ武器を出す事は出来るか?」


そう言うと優斗と康太は武器を出した。

優斗はポケットからキーホルダー見たいなを出し剣【ソード】と言った。そこに現れたのは少し明るい茶色に赤い模様が入った、大きな剣だった。

康太は付けているピアスに向かって銃【ガン】と言い2つの銃が出てきた。黒色で模様は金の線が入っていた。

武器は基本使わない時は自分の持ち運びやすい姿に変わる。使いたい時はそれに向かって名前を言う事。さっき優斗が言った剣【ソード】や康太が言った銃【ガン】、それで俺の場合は手首に付いているブレスレットに向かって「鎌【サイズ】」と言うと出てきたのは大きな鎌だ。色は深い青色に銀で描かれた蝶の模様がある。


「うわー、ノアの綺麗だな!」

「そうかな?2人のも綺麗だと思うけど」


Criminalが持っている武器は妖精が創った最後の武器と言われている。代々昔からその武器はCriminalに渡ってきた。そして現代で俺に来た。かつて妖精は神の使いと言われていた。その力を欲したのが魔族と吸血鬼だった。妖精は神と同じくらいの力を持っていると言われ昔から妖精は狙われる事が多かった。そこで助けたのが初代の国王だと言われている。助けてくれたお礼に願いを叶えると言われた国王は武器を創って欲しいと願った。それで出来たのが9つの武器だ。それから妖精はいなくなり絶滅したとされていて武器を創る事はもう無かった。それが俺が持っている武器だ。魔族と吸血鬼はそれを手に入れようとしていた。それを防ぐ為に妖精は武器に魔法をかけた。それは持ち主によって色や模様、形が変化したりと色々細工してある。それのお陰で魔族や吸血鬼は妖精が創ったと言われている武器かそれに似せて創った武器の区別が分からなくなった。まぁ、触れば魔力の大きさで分かるけど魔族も吸血鬼も触ることすら出来ないから無理だけど。これは噂だから本当かは分からない。初代国王はもう居ないし妖精も存在しないと言われているから実際に俺が持っている武器を妖精が本当に創ったのかも分からない。


「ノア!向こうから音が聞こえたぞ」

「そうか、2人ともエンチャントは出来るか」


そう言うと2人はポカンとした顔をしていた。


「...エンチャントとは自分の武器に魔力を込めること。エンチャントするとしないじゃ威力が違う」

「魔力を武器に注ぐよう...に..」


あれ?何か嫌な感じがする。この大きな魔力は何だ。この魔力の大きさは相手チームじゃない...。

まるで、人間じゃ...ない。


「優斗!康太!学校まで急いで走るぞ!!」

「?どうしたんだ?急に」

「本当だ。どうしたんだ。ちんちくりんは」

「いいから!!走れ!!」


でも、遅かった。










「ふぅ~、やっと見つけたよ♪」

「お前がぐずぐずしてるからだろーが」





2人の男が現れた.........。



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