秘密組織
ここは人間が住む国【レジスタン】と呼ばれている。レジスタンの中心部にある大きな街はいつも賑わっていた。
そんな中、街の端っこに木で造られた大きな家が
あった。
「えっ?勇者召喚の儀式が始まるんですか...」
少し青みがかった黒よりの髪に淡い青色の目をした少年が言った。
「そうだ、今年は魔族も吸血鬼が活発になっている。国王は危険だと判断したのだろう」
アメジストの色のような髪と目をした女性が言った。
「驚いたか?私達の代で召喚の儀式が行われるのが」
「いえ、俺達がいる理由は勇者のサポートのためですから」
「ありがとね。ノア」
アメジスト色の女性は笑って言った。
話に区切りがつくといきなりドアが開いた。
「ドン!勇者召喚て本当なのか!?」
高身長の男性が立っていた。オレンジ色の髪に少し黄色の目をした男性がいた。
「なんだ?アウロス聞いていなかったか?」
「いや、俺聞いてないんだけど…」
オレンジ色の髪をしたアウロスは少し涙目なっていた。
「アウロスさん!俺もさっき聞いたので今、俺も知ったんですよ〜ローレンさんには困りましたよ!」
「ノア~そんだよな!!ローレンさんには困ったよな!」
アウロスさんはいきなりハグをしてきた。
少し元気になって良かった...。
「おい、いつまでその状態でいる。アウロス、ノアを離せまだ話は終わってない」
そうローレンさんが言うと渋々離れた。
「まだ、話が?」
「そうだ。私達、Criminalは勇者のサポート役だ。勇者が召喚されたら私達は勇者を影から支える。」
「っと、言うと...」
「ノアには勇者の友達になってもらいたい」
「えっ!?...勇者の友達ですか…」
「ああ、私達のCriminalは勇者のサポート役として作られた代々昔から続く組織だ。国王命令でな。魔族や吸血鬼に負けないために勇者を支え力を付ける事が私達の役目なのは知っているな」
「はい、知っています」
「ここからが本題だ。Criminalは限られた者しか知らない秘密組織だ。」
「何故だか分かるか?」
「...すみません。分かりません」
「まぁ、ノアは最近入ったばかりだからな。今から話すよ」
「Criminalは国王直属の組織だ。力を持った9人の魔法使いが選ばれる事になっている。今の私達見たいに。その選ばれたCriminalは勇者の育成をした。その結果、人間は1度も滅びる事はなかった。国王も民も喜んだ。その為Criminalは必要な存在になった。国王はまたいつ勇者を召喚するか分からないためいつでも大丈夫なようにCriminalを代々選んだ。その為Criminalになっても勇者が召喚されなければその役目は無くなる。ここ100年は勇者は召喚されなかった。私も私達の代はないと思っていたが...まぁ、こんな感じでCriminalは作られた」
「えっと...それで何で秘密何ですか?民も喜んだって言うことはCriminalの存在を知っていたじゃ...」
「昔はね、でも余りにも存在が多き過ぎたんだなにしろCriminalは人類最強の魔法使いと呼ばれている。この存在がいるからこそ勇者は強くなれるし人間は負けない。でも、もしこれが魔族や吸血鬼に知られたらどうなるの思う?ましてそれが魔王と吸血鬼王だったら...勇者は魔族にとっても吸血鬼にとっても恐ろしい存在だ。1番最後に現れた勇者なんてその2つの種族を滅ぼしかけたんだからな。それを育てたのがCriminalだと魔王と吸血鬼王にばれたんだ。潰そうとしたんだ...。それを知った国王がそれ以来Criminalの存在を隠した何百年も
だから同じ人間も魔族も吸血鬼も今じゃ居ない者としている」
「そういうことですか。要するに人間にも魔族にも吸血鬼にもバレないよに勇者をサポートするという事ですよね」
「ああ、その為友達になった方が近くに居られるし何かあった時でも助けられるだろ?」
「分かりました!!」
「よし!引き受けてくれるか!じゃ、学校に手続きしとくからな!」
「えっ?...学校?」
「何驚いてんだ、当たり前だろ?まず交流していく場所が必要だろ?だから勇者が召喚された後行く学校にノアも入ってもらうからな」
「もしかして俺を選んだ理由って...」
ローレンさんはニコって笑いながら
「それはお前しか学校に行ける資格がないからな。後の奴らは年齢的に無理だしでも、ノアは今、15歳だろ?何と学校は15~18まで通えるししかも勇者は予言で言うとノアと同い年らしいしな!」
「やられたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた!!」