それぞれの思い
俺は、人間が暮らす国レジスタンの街に来た。
「俺が住むマンションは街外れだから来れて嬉しいな」
よし、あそこへ行くか。街の奥にある大きな木で出来た建物に入った。
「失礼します。ノアです」
「あれ!ノアじゃん!久しぶりだな」
挨拶してきたのは同じCriminalの仲間のベルダさんだった。ベルダさんは俺と違い筋肉が凄いのにスラッとしていてモデルのような人で髪は黄緑色に緑色の目が特徴的な人だ。気さくで頼れる兄って感じの人。
「ノアさんですか。久しぶりですね」
この敬語で話している人はクレハさん。ローレンさんのサポートとをよくしていて几帳面で潔癖症。身長は170cmと高く赤色の髪に色素の薄い赤い目をしていた。
「ノーアくん!!やっと会えた!」
後ろから急に飛びついて来たのが僕と歳が近いジールさん。とても明るい性格で人懐っこい。
灰色の髪に目でとても可愛らしい容姿だ。
「もぉー、ノアくんさっき可愛いとか思ったでしょ…」
「えっと...そんな事ないですよ」
「本当にー??」
「っそれよりも他の人達はまだ何ですか?」
「確かにまだだね…。あと残りは5人だね。ローレンさんにアウロスさん、それにリアムさんにミハイルさんそしてクロエさんだねー」
「私達ならここに居るぞ」
「うわっ!びっくりした~。もう脅かさないで下さいよ!!ローレンさんにアウロスさん!」
「俺は別に驚かしたつもりは無かったんだけど」
「ローレンさん!居ないのでビックリしましたよ」
「心配かけたな。実は任務に行っているリアムとミハイルとクロエは今日来れないらしい」
「そんなに大変なのか??」
「...魔族と遭遇したらしい」
皆が一斉にローレンさんを見た。
魔族と遭遇...。俺だけじゃなかったんだ。
「えっと、ローレンさん!3人は大丈夫何ですか?」
「ああ、無事らしい。幸い怪我はない」
そっか...。良かった。
「皆には聞いてもらい事があるためここに呼んだ」
「ここ最近で魔族が活発に動いている。しかも、今まで現れた魔族達は全員レジスタンで発見された」
確かに、俺の時もそうだった。でも、レジスタンは魔法使い達が交代で結界を張っている為魔族や吸血鬼は入れないようになっている。
それなのにどうして…。
「国王はこれについて今調べている。それといつまた勇者が狙われるか分からない。ノア、大変だろうがあいつらを強くしてやってくれ」
「分かりました」
◇◇◇◇
Criminalのメンバーが帰った後、ローレンは部屋の奥にある本棚から古い年代物で魔法がかかった1冊の本を取り出していた。
本のタイトルにはこう書かれていた...【FallenAngel】
◇◇◇◇
「勇者を強くか…早くしないと」
学校に行ったらすぐ始めないと。勇者が狙われている事が分かった以上、力を付けさせないといけない。魔法が上手く使えなかったらすぐ捕まってします。ノアはそう思いながら学校へ向かった。
◇◇◇◇
「オリバー様、ただいま帰りました」
「フラン、レオン遅かったな」
「すみません。捜すのに結構時間がかかったもので」
「そうか...それでどうだった」
「勇者は言った通り2人でした。もう少しで捕まえられそうだったけど邪魔されちゃいました」
「ほぉー、お前らでも苦戦するのか」
「ええ、凄かったですよ。魔力が一気に上がり俺達、魔族くらいの魔力量でした」
「そうか、ご苦労だったな」
「いえいえ、お役に立てて光栄ですよ。それも歴代
最強と言われた初代魔王ベルゼブブ様なら尚更」
そう言うと2人は出ていった。
2人が出ていくとベルゼブブと言われた男は何かを欲したような顔をしていた。
「人間達は一体何処に隠したのか…」
「早く俺の手に堕ちてはくれないかな…」
ベルゼブブの目には黒く執着や独占欲と言ったものが湧き出ていた。




