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006話 旅立ち
泣き続ける妹モーラを慰めながら
また教会に向かう事になる
両親を弔って貰わなければ…
そのままにしておくとアンデッドになってしまう
アンデッドは生きとし者を羨み自分と同じアンデッドにしようとする 例え血族だったとしてもだ…
死後数日はすぐにアンデッド化するわけでは無いが
迅速に弔ってもらうべきだろう…
教会にて事情を話して両親を弔った
盗賊に関しては死体漁りに売り飛ばした
魔術等の実験に使われる
黒焦げになってるけど
特に疑われる事も無い
血族を殺されて死体に何かする人も少なからず居るので
火の中に放り込んだと思われているのだろう
事件から一週間がたった
母方の叔母が良い人で
しかも旦那に先立たれて独り暮しだったから
この家に住んで貰いモーラの世話を頼んだ
本当なら誕生日の次の日の朝に旅立つ予定だったのだが
色々手続きをしてたから 時が過ぎてしまったが
俺はモダムとして故郷を後にした
