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003話 襲撃
「ただいま~」
日が暮れる頃に漸く我が家な着いた
早速両親に報告しようと勢いよく玄関を開けたら…
部屋内は静まりかえっていた…
「かあさん?」
灯りも付いておらず ナニか臭いさが充満している
母親が居るであろう食堂に入る
「むぐっ…」
くぐもった声が聞こえた瞬間に後ろから口を手で塞がれ
あっという間に首に傷みが走った
その傷みは一瞬だったが力が入らない
視線をさまよわせると…
既に死んでいるのが分かる両親の姿…
ロープで身体の自由を無くされてる妹
荒らされている食料
盗賊が我が家を襲ったのだった
そんな悲劇を確認して俺は意識を手放した