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第五十七話

 おっぱいを封じられてしまった。

主人公アモン。彼はこの危機を

乗り越える事ができるか?!

 次回そこそこデビルマン五十七話

「それでも俺はおっぱいがイイ」

ご期待ください。


 などと予告風に考えてみたが

何の効果があるのかさっぱり分からない。

後々後悔を味わう事になるのだろうか

いや

無いだろ。

あってもその時、後悔すればいいや。


 そんな事を考えている俺に

カルエルは日本語で言ってきた。


「たけし、設定が変わってるみたいだ。」


その設定外なんだが

多分これからする話はもっとビックリだぞ太郎。


「じゃ、取り合えずベレンを拠点化する方向でいいな」


皆、頷く。

お前らもプリプラの意見なんて

どうでもいいのね。

俺が言うのもなんだが少しあいつ可哀想だ。


「じゃ勇者もベレンに持ってこようぜ

悪魔達はガバガバを処刑する気だからな

片田舎に隠れているより、より強固な守りの

ベレンに来てもらった方が安全だし

何より共同戦線を張る事になりそうだ。」


ハンスの顔が輝く。


「そうですね。それが良いと私も強く希望します」


ヴィータも異存はない様だ。


「じゃな、早い方がよかろう」


そう言ってヴィータはカルエルを見る。

察したカルエルは即答した。


「では、朝一で私が迎えに行きます」


それが一番だ。

皆、頷く。

やっと作戦会議っぽくなってきた。

ここで爆弾投下だ。


「よし。ハンスと勇者が揃ったら二人で

魔法の練習をしてもらおう。魔法が使えれば

強大な戦力になるからな。二人なら必ず使える様に

なるハズだ。なぁカルエル。」


「・・・え?」


ほら想定外だろ。

ハンス本人は使えないのはもちろん。

勇者だって使えないのだ。

彼は「魔法を知らない見たことが無い」と言っていた。

同じPTのメンツで仲間の使用する魔法を知らない

なんて事はあり得ない。

彼のセリフから勇者も魔法を使えない事は確実だ。


「勇者が魔法を使えない?」


カルエルは目を丸くして驚いている。

驚いてもイケメンだな。

製作者のセンスの高さは芸術家並みだな。


「聖都では使っていたのか勇者は」


念のために確認を入れておこう。


「平和だったから・・・使う機会自体が無いし」


カルエルしどろもどろだ。


「稽古ぐらいするだろ。武人なら」


「確かに城の中庭で剣の稽古は良くしていたっけ」


俺は日本語でカルエルに言った。


「太郎、この世界に一般的な魔法は無い」


「いやそれじゃゲームにならないっしょ」


天使面が剥がれて素になった太郎。


「本来なら魔法のエキスパートたるエルフ族が

力押ししか出来ない原始的な種族に蹂躙されていた。」


 ベアーマンの一件は話してある。

あの時は反論しなかったが

そもそも俺が介入しなければエルフ族は

どうなっていたことやら。


「そうだ、この設定も変えた結果なのか」


知らないと言ってるのにイジワルな質問だ。

だが、子供エルフの怯え泣く声を

たまに思い出す俺としてはちょっと意地悪もしたくなる。

なんでエルフから魔法を取り上げた。

魔法無しのエルフにはもう耳しか価値が無くなる。


「・・・おかしい」


 まぁ後でゆっくり考えてくれ

俺は魔法教育の方に話を戻し

ハンスとヴィータの了承を得る。


ベネット襲来の際にじっくり見させてもらった

ヴィータのお手本を魔法として完成させてみせる。

これは僧侶も勇者も使えないとおかしいだろ。

パパスだって使えたぞ。


ぬわーーっっ!!


 それで明日の予定は

カルエルは田舎に勇者をお迎え。

俺はタムラさんから貰った種で農耕の指導。

ハンスその手伝い。

ヴィータは不敵な笑みで期待しておれと言っていた。

何をする気だ。


みんなそれぞれ忙しいな。


あれ、誰か忘れているような


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