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2章 緑が混ざってトリプル

1(黒の日常)


今日も1日、学校生活が終わった。


「やっと、放課後か。

 今日はやけに疲れたな。」と


つぶやく黒田洋がいた。


この世の中の恋愛なんて、くだらないな。

女子なんて、恋なんて

そんなもんさ、と

心の中で、グチっていた。


昨日の放課後は帰り道は、まさかと

思うことばかりだったな。

でも、赤川さんには

悪いと思ってる。

本当に悪いと、思ってる。


おかしいな、この俺がここまで

女子に、対して悪いと思うなんて。

あんなふうになって

嫌われてるかな、もう。

もし運命というものが

この世を、支配しているのならば

もう一度だけ、赤川さんと

話すことが、出来ないかな。

そうしたら

もっとすなおに

話そうと、努力するのに。

昨日のこともすなおに

謝って、きちんと

対等に、同じ人間として

話し合おうと、思うのに。


「あー、赤川さんか。」と


つい、独り言を

言ってしまった。

女子に、対して

優しさなんか、なんの役に

立たないと、思って来たのにな。

初恋の振られかたは、ひどかったからな。

そう あんなひどい思いを、するのは

俺、一人で充分だ。

他の人達に、あんな思いを

させるのはイヤだって

心の底から、思うから。


まあ、あんなことが

頻繁(ひんぱん)に、起きるはずもないよな。

クソッ。 俺一人だけトラウマか。

仕方ないよな、俺一人で

すむんだったのなら、それは

それでいいか。


黒田洋は、こういう思いを

ずっと考えながら、帰る準備を

していた。


「あっ そうだ。」と


言って、やっぱり赤川さんに

どうしても、謝らないとと

自分の心に、すなおになって

一回、赤川さんがいるか

教室に、戻ろうとして

廊下(ろうか)の途中で

聞き覚えの、ある声が

したので、そちらの方へ

向かって、行ったのだった。



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