エピローグ
綾瀬逸美の墓前に文夫は佇んでいた。持っていた缶ビールを墓前に供え
「残念ながら印税はまだはいってません。(ジャック)を完結させて
出版社にもちこんでみるわ」
「それから、ユーザー情報はこのままで他にも描いてみる事にするわ。
(ジャック)を超えるもんが描けるかどうかわからんけど、いつか、ガッポリ
印税入る作品描いて、ここに酒いっぱいもってくるからな!」
その時は、ご褒美にもう少し色っぽい情報を送ってくれよな
恋愛とは何だろう。勿論、奈緒さんも子供達も大切に思っているし、今も美しい
奈緒さんを欲する気持もある。それなら、片思いだったとはいえ、綾瀬を思って
いた事は浮気になろのだろう。ある意味、奈緒さんが文夫に恋愛感情が無い事
は彼にとっての救いになっている。そう、綾瀬の事を思う事に良心の呵責を感じ
なくてすむからだ。
ならば、こんな恋愛を楽しむ文夫にとって、奈緒さんは最も適した妻と言えな
いだろうか。
「綾瀬さん、俺、恋をするよ。そしてまた物語を描く。(ジャック)を超える
物語をね」
作品中、仮性包茎患者?に対する、差別的な表現が多数あった事を深く
お詫びもうしあげます。しかしながら、私自身も・・・・
まあ、その事にはあえて触れないでおきましょう
なお作品中にも記してあるように私、(児島 文夫 49歳、会社員、
妻帯者)はこれからもユーザー情報を変更せず、綾瀬 逸美のまま投稿
させて頂きます。読者の皆様には多大なる混乱を与えた事も重ねてお詫び申し上げます