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0.プロローグ

レミ:「付いてる?これ」


マホ:「ついてるよ、大丈夫」


レミ:「よし!じゃあ始めるよ!」


マホ:「はいはい、どうぞ」


レミ:「みなさんこんばんはー!事故物件配信者のレミとマホです!」


外は暗く、雲が漂っているせいか空には星も月も見えない。

ただ街灯が数メートル空けて置かれているだけだ。


そんな暗い中でレミは大きく手を広げ、マホが向けているスマホに向かって楽しそうに言った。

マホはじっとスマホの画面を見つめながらレミを大きめの懐中電灯で照らす。


レミ:「今日はここ!とある県で有名な元遊園地?ホテル?

よく分かんないけど、大きい廃墟にやってきました!」


レミが指を指した先には微かに見えるボロボロの鉄格子。

どうやら奥にはまだ何かあるのかスマホの画面にも少し見える。


「すごいとこに来たな…」


言い忘れたけど俺は下馬ゲバ トオル

事故物件配信者と謳う彼女たちの最初のファンだ。


彼女たちが配信を始めたのは今から数年前。

俺は廃墟配信や動画をよく見ている関係で彼女たちにたどり着いた。


彼女たちの軌跡は今思えばすごいものばかりだった。


登録者数1桁から見て来た俺としては、今彼女たちがここに立っているのは、

実力もあるが、奇跡の連続とも言えるだろう。


「気をつけてね…と」


俺は持っていたスマホをタップし、文字を送る。


すると多くのコメントが流れていく中で、すぐにマホが気づいたのか反応をくれた。


マホ:「レミ!トオル君だよ!」


レミ:「お!トオルー!久しぶりー!よし、じゃあ久しぶりの古参もいるし

いっちょ頑張りますか!」


そう言ってレミはマホと一緒に暗い【とある土地】に足を踏み入れたのだった。


さあ、今日待っている【過去】は一体どういうものなのだろうか。


楽しみだ。

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