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Messiah(メサイア)  作者: TOTERASTORY.CHANNEL
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第二話 少女冒険へ

挿絵(By みてみん)

第一章 冒険の誘い

大男「お、おい!お前何故俺様のを食らって平気で

いやがる?」と怯えるようにして聞いている。

男「何だもう終わりか?」と言い奴の拳を押し返す。

大男は後ろによろけ壁に持たれ掛かる。

続けて細身の男が「少しは張りのある奴だと思ったが

どうやら勘違いだったみたいだなタコやろう、いや

チキン」と言い放ち向きを変えギルド店員の方

を向いて、男「大丈夫でしたかな?」と言い彼女に

何かを手渡した。

そして颯爽とこの場を立ち去ったのだった。

一方大男の方はひどく怯え震えている。

?「おい!これは一体、、どういう事だ!」と

ドスの効いた声がフロアーに響く。

ギルド店員「て、店長!」と言い店長に近づいて

どうやら事の顛末を説明しているようだった。

店長「なるほど、つまりそこに縮こまってるのが

奴だな?」と言い「おいこいつ連れてけ」と言うと

奥からゴツめの店員が出てきて大男を連れて行く。

店長「いや~皆さん大変ご迷惑をお掛けました

引き続き当ギルドをご利用ください」と言って

お辞儀をし、2階へ繋がる階段を昇っていった。

エミレア「は!」と急に正気を取り戻したように、

辺りを見回すとさっきまでの緊張と裏腹に

皆ギルドを利用し始めた所だった。

エミレア(え~と私は何を、、、、あっ!そうだった

勇者パーティーの招集に来たんだった)

と思い出すと、窓口の方に並んだ。

私の出番が回ってくると、

ギルド店員「今日はどういったご用件でしょうか?」

と丁寧に話掛けてきた。

エミレア「え~と、勇者パーティーの募集に来たん

ですけど〜」と言うと、

ギルド店員「えっ、、、まさか貴方が

勇者様なのですか」と驚きすぐさま私の首に

掛けているネックレスを見て

ギルド店員「あっ、本当に勇者様なのですね

そういう事なのでしたら2階でギルドマスター(店長)

がお待ちですよ」と言い立ち上がって

「こちらですご案内致します」

と丁寧に対応してくる。

店員の後ろをついて行くと2階廊下の真ん中に

2枚ドアが見えてきた。

ギルド店員「こちらでございます」と言いそのドアを

開け「勇者様をお連れしました」と言う。

そして私がドアの前に立つと、

中からドスが効いた声で

「入りたまえ」と言われたので私は、

「失礼します」と言いそのドアを開け中に

入った。

中に入ると、綺麗な絵画や壺が飾ってある

いかにも偉い人の部屋の様な内装だった。

「君が国王に選ばれたと言う勇者だね?」と

部屋の窓側の机に手を置き椅子に

座っている男が尋ねてきた。

店長「申し遅れたワシはここ聖王国公認

冒険者ギルド[ゼスター]の総責任者にして

聖王国本部のギルドマスターであるアウタス・ディ・

ゼスターと、申す者だお会い出来て嬉しいよ

勇者エミレア」と先程の厳格な声では無く何処か

優しさを感じる声で出迎えてくれた。

エミレア「こちらこそお会い出来て光栄です!

アウタスさん」と私は会釈した。

アウスタ「いやいや、そんな肩の力を入れず

まあそこに座ってください」と言い私は商談席と

思われるフカフカのソファーに腰かけた。

そして彼も私と対面する様に腰かけけ、

アウスタ「さあ早速本題に入ろう」と言い私達は

勇者パーティーの結成について語り始めた。

アウスタ「勇者パーティーとは代々勇者

とその他二人のサポーターで構成されて来ている。

主に魔法に特化した者と武術に特化した者と

パーティーを組むのが、望ましい」

エミレア「実はその事なのですが、もう決めている

二人がいまして」

アウタス「何だ、もう決めておったかでその二人とは

誰なんだ?」と尋ねてくる。

エミレア「いや、もうすぐ来るはずなんですけど」

等とやり取りしているとドアをいきなりノックする

音が聞こえ、

ギルド店員「勇者様にお会いしたいと言う二人の者達が

尋ねて来ていますが、どういたしますか?」と声がした。

店長「いいぞとうしてくれ」と言うと程なくして、

二人の可憐な少女達が入ってきたのだった。

第二章 再開の出発

エミレア「紹介します。右の桃色髪のエルフの子が

ラミリスで右の赤い髪の子がファルネスです」

と二人の前に立ち紹介をしていると、

「会いたかったよ~」とラミリスが勢いよく

抱き着いて来た。

エミレア「わ、わ、どうしたの?ラミリス?」

ラミリス「だってずっとエミレアに会うの

楽しみにしてたんだもん」と少し頬を膨らませて言う。

ファルネス「こら!ギルドマスターの前なのだから

ちゃんとしなさい」

ラミリス「え~わかったよ~」と少し悲しげに

元の位置に戻った。

アウタス「エミレアよまさかラミリスと言うのは

まさかあの竜殺しのラミリスかな?」

エミレア「そうですよ」

アウタス「なんとエルフの中でも随一の魔法力を持つ

と言うあのラミリスとはな」

ラミリス「えっへん!そう私こそがかの有名な

竜殺しのラミリスである」

㋐㋓㋫「、、、、、、、」

アウタス「ゴホン、それはそれとして聖王国一の

武術の達人ファルネスとは君の事だったのか」

ファルネス「ええ、そうですお恥ずかしながら」

アウタス「いやいや、あの武術者ケスラスの

弟子ならばそれ程の実力も納得だ」

エミレア「どうでしょうかこのパーティーで?」

と私が聞くと、

アウタス「うむ、よかろうこのパーティーなら

充分に戦えるだろうからなしかし一体これ程の

メンバーをどうやって揃えたんだ?」と疑問を

投げかけてきた。

エミレア「実はファルネスとは半年前、

学園の冒険者を体験するという課外学習で

偶然出会った仲なんですよ」

アウタス「ほう、そんな偶然が」

エミレア「ラミリスはそのパーティーで

クエストを受けていた時に魔物が現れて

苦戦していた所を手伝ってくれたんです」

アウタス「なるほどそんな関係だったとは

(やはり言い伝えは本当だったのか)」

エミレア「何か言いました?」

アウタス「いや、何でも無い

でこの後はどうするんだ?」

エミレア「え~とこれから[エリエンタル]に

馬車で行こうと思います」

アウタス「うむ、そうかでは

パーティーの事については陛下に

私から伝えておこう」

エミレア「はい!よろしくお願いします」

そういうと私は立ち上がり、

廊下に出ようとドアに扉を掛ける。

そこで私はふとさっきの男について

聞いておこうと思いアウタスさんの方を

向いて、「あっ、そういえばあの

エリファーっていう人に聞き覚えは

無いですかね?」と言う。

アウタス「いいや知らない名前だ何かあるのか?」

エミレア「いやあのゴブ、、じゃなかった

あの鉄塊の巨人っていう人を倒した人の

名前なのですが、、」

アウタス「ほう、奴を倒したのはその名前の

者か」と言い少し考えるそぶりをした後

こちらを向き

アウタス「なるほど貴重な情報をありがとう

それじゃあくれぐれも

気を付けて行くんだぞ」と優しい視線を

こちらに向けて言う。

それに、㋓㋫㋶「はい!」と元気よく

挨拶をしてその場を後にした。

その後、私達は馬車の発着場に行く前に

調査に必要な装備を揃える為市場へと足を運んだ。

ラミリス「うわああ色んな店があるね~」

とファルネスに連れられ目を光らせている。

ファルネス「やっぱりさすが聖都の市場ね」

と感心をこぼす。すると、

ファルネス「で何を買うの」と私に聞いてきた。

エミレア「まずは3人分の寝袋と携帯食

魔法回復薬に体力回復薬かな」と言う。

ファルネス「まあその他は魔法でカバー

出来るからね」と自慢気に言う。

エミレア「あはは〜、まあ後は、今日の昼食ぐらい

かなあ~」と言うと、

ラミリス「え!お昼!」と元気よく聞いてくる。

エミリア「う~んそうだな~、、じゃラミリス

何が食べたい?」と聞くと、

ラミリス「え~とね~聖都限定ハムマヨ

サンドウィッチかな~」とヨダレを垂らして言う。

ファルネス「それって今流行ってるて言う」

エミレア「あれ一度食べて見たかったん

だよね~」と思わずよだれがこぼれる

ラミリス「ね~いいでしょ!」と

食い気味に聞いてくる。

エミレア「じゃお昼はサンドウィッチで決定ね」

㋫㋶「は~い」と満場一致で決まった所で、

エミレア「よしじゃ手分けして買ってこよう」

ファルネス「じゃ私達は回復薬系を」

エミレア「じゃ私は寝袋とか買って来るよ」

と言い、ファルネス「じゃ1時間後例の

サンドウィッチ屋の前で」

エミレア「了解!」

と言う事でそれぞれ別々に買い物

をする事になった。

エミレア「ふう~もうそろそろ1時間かなあ~」

と私は思い例のサンドウィッチ屋の

前で待つことに、

エミレア(うわ~凄い並んでる~)

等と考えていると、、、

㋶㋫「おーい」とこちらに向かって歩いてくる

人影が見え、次第に二人だと気づく。

ファルネスが「待った?」と聞いて来るので、

エミレア「うんうん、今来たとこ」と返す。

ファルネス「にしてもたくさん並んでるね

これじゃあ馬車の時間に間に合わないかもね」

と心配そうに言う。

エミレア「じゃ私並んでおくから先に発着場

行っといて」と言うと、

ファルネス「そう?じゃ先ラミリス連れて

行っておくわじゃなるべく早くね」と

申し訳なさそうにしながら発着場へと

向かって行く。

私は列の一番後ろに並び、発車時刻の

ちょうど10分前になって

ようやく私の出番が回ってきた。

店員「いらっしゃいませ何にいたしますか?」

と丁寧に接客される。

エミレア「ではこの聖都限定

ハムマヨサンドウィッチセットお持ち帰りで

3つください」とメニューを指をさして言う。

店員「かしこまりました少々お待ちください」

と言い厨房に消え、しばらくして

店員「お待たせいたしました。

聖都限定サンドウィッチセット3つ

お持ちいたしました」と言い丁寧に

こちらへと手渡しくれた。

エミレア「ありがとう」

私は言うと、その場を後にし、ファルネス達が

待つ発着場へと足を急いだ。

発着場に着くと、いきなり

発着場案内人「まもなく[エリエンタル]ゆきの

馬車が出発いたします」

と言うアナウンスが流れてきた。

ラミリス「お〜いこっちこっちい」と

馬車から乗り出しながら手を振って

私を読んでいるのを見て、

エミレア「まずい、、急ごう」と言い全力で

馬車へと向かい飛び乗った。

エミレア「よいしょっと」

私が乗り込んだ瞬間馬車は動き出し着実に街を

離れてゆく。

私が「何とか乗り込めた~」と安堵

していると、ふと見覚えのある奴が

座っていることに気づく。

エミレア(あの黒いローブはまさかあの赤い目の)

そう思った瞬間彼がふとこちらに

向きなりそうになって慌てて目をそらしたが、

明らかにあの黒いローブからは彼の眼が

放つ赤光が薄っすらと見え、私は

あの何とも言えない魅力をもう一度体験する

事となったのだった。

              つづく












第二話ですが結構長くなってしまって

多分三話も長いでしょうな

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