第一話 少女勇者の始まり
第一章 始まり
少女「ほわぁぁ」ベッドから私が目覚めたのは、
太陽が街をほのかに照らす程の時だった。
部屋の窓を開けると昨夜降った雨の匂いが
ほのかに風と共に入ってくる。
少女「良い朝ね」と窓枠にもたれ掛かって
いると、急にドアが開き誰かが入ってきた。
?「おはようございます~エミレアさん‼」
エミレア「ちょっと急に入ってこないでよ~
びっくりしたじゃない」
?「えへへ~すみません」
エミレア「もう~、、、でもまあいいわ
おはようラミリス」
そう話しているとあけ放たれたドアの前に
また誰かが立っていた。
?「二人とも朝ごはん食べるよ早くおいで」と語り
かけてくる。ラミリス「うん分かったよファルネス」
ラミリス「ねえねえ早く行こうよ~」と私の手を
引いて立たせてくる。エミレア「分かった
分かったから服着替えるから先に行ってよ」
ファルネス「そういう事みたいだからラミリス先に
降りておこう」
ラミリス「え~分かったじゃ出来るだけ急いでね」
そしてドアが閉まる。エミレア「よいしょ、、
よいしょ、よいしょ、よし」ドアを開け廊下を歩き
真ん中の階段を下りていく。エミレア「お待たせ~」
ラミリス「遅いよ~」と口を少し膨らます。
ファルネス「そんなにまってないでしょうほら
もうすぐご飯くるからおとなしくまってなさい」
ラミリス「はあ~い」そんなこんなで
私が席に着くて少しすると奥から良い匂いを
漂わせ店員さんが運んできた。店員「お待たせ
しましたモーニングセット3人前です」
焼きたてのパンの上には半熟の目玉焼きが
乗っていてベーコンが2枚乗せられている。
ラミリス「うわぁぁぁ美味しそう!」
エミレア「じゃ食べますか」
㋓㋶㋫「いただきま~す!」パンを頬張ると
ほのかに胡椒が効いていると思えば、黄身が
トロォ~と口に広がる。それをハングリーな
ベーコンが包みこみ絶妙なハーモニーを
奏でている。エミレア「う~ん美味しい!」
ファルネス「うんなかなかに美味しい」
ラミリス「おいっしぃぃ~」
ラミリス「よぉ~し次はスープ」そのスープは
口に入れるとほのかに甘くコーンの甘さが
際立っている。その後に来るのは濃厚で
深いコク、そのオーソドックな見た目からは
想像できない程にそれは完成している。
ラミリス「うん!美味しい!」
ファルネス「ほうこれは予想以上だな」
エミレア「滑らかあ~」そんなこんなで
食べていると、?「そんなに美味しいかい?」
といつの間にか女将さんが横から語り掛けてきた。
エミレア「女将さん!、おはようございます」
女将さん「はいおはよう。所で昨日はゆっくり
出来たかい?勇者ちゃん?」
エミレア「はい!おかげ様で」
女将さん「まさか勇者様がこんなにかわいい子だった
とはね~」エミレア「あははは、そうですかねえ~」
と談笑していると、店員「すみません女将さん
こっち手伝ってくれませんかね?」と奥の厨房から
声が聞こえてきた。女将さん「はいよー今そっちに
行くからね」と言い、女将さん「また何かあったら
言っとくれ」と言って厨房へ戻っていった。
それを横目で見つつも視線をそらしまた
パンを頬張った。
ラミリス「はぁぁ美味しかったね~」
ファルネス「えぇそうでしたね」
エミレア「それじゃあそれぞれの装備を整えて
ロビーに集合ね」㋶㋫「は~い」
その後、エミレア「よしっロビーについたっと」
㋶㋫「お待たせ~」エミレア「よしっみんな
揃ったね、じゃ行こうか」ラミリス「出発!」
ギイイイと音を立ててドアが開かれ暖かい光が
差してくる。今私たちの物語が始まる。
第二章 冒険へ
この街[エリエンタル]に来たのはある理由が
あるのです。エミレア「エミレア・リエスト
ここに参りました。国王陛下」と、手を床に
つき深く頭を下げた。
側近「面を上げよ」エミレア「はっ!」
国王「そなたが王立騎士学園にて
常識破りの力を持つという[トワイター
(魔導騎士)であるな」
エミレア「はい!誠にそうであります」
国王「よろしい、そこでじゃお主に
頼みがある」エミレア「何なりと」
国王「うむ、そなたにある任務を受けて
もらいたいのじゃがいいかな?」
エミレア「はい!ですがとある任務とは?」
国王「そうじゃなそこが肝心
なのじゃが、リスター」リスター「はっ、
ではここからは私が」と側近の男が喋り始めた。
リスター「昨夜王都近くの街[エリエンタル]付近の
森林にて、謎の変死体が確認され、分析の結果
何らかの魔法を受けた事が分かったのですが、
実はその死体にはとある紋章が刻まれていたのです。
それがこれです」とリスターが折りたたまれた紙を
取り出しそれを広げこちらに見せてきた。
エミレア「これは、、、[魔王の紋]!」
国王「そう魔王の象徴たる紋が死体の額に刻まれて
いたのじゃ」と言いながら立ち上がり窓の方向いて
険しい顔で空を眺めている。リスター「しかしこれ
以外の事は今の所分からずにいます」
国王「そこでじゃ」とこちらを向いて言う、
国王「お主を勇者とし、問題の街[エリエンタル]を
調査してきて欲しいのじゃが、たのめるか?」
エミレア「勇、、者、、はい!このエミレア
・リエスト、その任務を受けたく存じます」
国王「うむよろしい、ではお主に
勇者のネックレスを与え[聖剣エクスロンギバー]を
授けよう」と言うと、リスターが奥の部屋から
金色に輝く鞘に入った剣と赤く輝く宝石が
施されたネックレスを持って私の横に立った。
国王「それでは勇者任命の儀を行う」と言い
こちらに近づいてくる。
リスター「面を上げ立たれよ」と言い私は颯爽と
立ち上がる。そして陛下が私の前に立つ、
国王「エミレア・リエスト、お主を
この[聖王国エカースト]の勇者として認めよう」
と言い私に首飾りを掛け聖剣を手渡した。
国王「頼んだぞ」エミレア「はい!」そう言い私は
剣を左脇に差した。
その後リスターに細かな説明がなされ、
リスター「まずは街のギルドに行って
仲間を集めたら、馬車発着場に行って
そのまま[エリエンタル]へと迎え、
向かったのち恐らく日が暮れているだろうから
適当な宿で休むと良い、それでは今回の調査に
必要な代金を渡す」と言い[エカースト金貨]が
入った袋を取り出しこちらに差し出した。
エミレア「こんなにですか!」リスター「これは
成功報酬も入っている陛下からの信頼の証だ」
エミレア「はあ」リスター「そういう事だから
よろしく頼むぞ」エミレア「はい!」聖都の城外に
出ると、今朝降った雨の跡がまだ所どころに
残っている。私はその足でギルドへと
向かう事にした。ギルドは城から1番目の
円形商店街の[エカースト広場]の近くにある。
エミレア(はあにしてもこの街は広いなあ~
そこかしこに店があって一体どれがどれだか
分からなくなるよ~)等といった事を考えていると
いつの間にかギルドの目の前に立っていた。
私は早速ドアを開け中に入った。すると、
?「おい!テメー今なんて言った?」
男「何と言っただと、文字どうりゴブリン男っつた
んだ」と怒鳴っている者が二人よく聞いていると、
何やら喧嘩しているようだった。片方は
大きな体格の大男そしてもう一方は細身で身長の高く
黒いローブで身を包んでいた。
大男「ふん!貴様俺様を誰だと思っている。
このギルドじゃ鉄塊の巨人って言って有名なんだぞ」
男「ふっ知った事か肉塊のデブの間違い
じゃないのか?」と言い合い両者とも距離を詰める。
ギルド店員が「エリファーさんもういいですから」と
細身の男に話掛けた。エリファー「いや、私はこの
ゴブリン野郎に君がされた事を償わさねば
いけません」と言った。それに対して鉄塊の巨人と
名乗る大男が「ふん!その女が悪いんだ
俺に歯向かうからな」と彼女を指さす。
とした瞬間細身の男がサッと奴の腕を払いのけた。
大男「貴様ああ」と憤怒する男に対して
男「ほ~ん、ゴブリンの次はタコか?タコ男」と
更に煽り続ける。大男は更に憤怒し、
大男「そんなに死にてぇーなら、、、」と言い
右腕を大きく振りかぶり細身の男目掛け、
重い拳を飛ばし「死ねええええ!」と
言いと飛ばした。ギルド店員「あ、危ない!」
と悲鳴を上げる。エミレア「おい!何をしている」
と言い私は速やかに大男を静止しようと近づいた。
その瞬間、パァァァァンと言う
大きな破裂音がしたかと思えば細身の男が自分の
手でその拳を顔の目の前で止めた。
それを見た私は唖然とし、すぐさま
細身の男の方を見た。そこには、
黒いローブの闇に光る緋色の眼、
それが不思議にも鮮明に見え、
私は、妙な事にその眼が放ち来る赤光に
魅了されるようだった。
つづく
実質はじめでしたので至らない点があるかも知れませんので
ご了承ください。またコメントの方もビシビシ送って
下さいませ。