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独り善がりの安心感

作者: 騷音 翠

毎年恒例ということにした6月の投稿です。


 毎夜繰り返し見る悪い夢。


 君を傷付け、君に見放され、君に見捨てられたあの日の夢


 何度謝っても許してくれない。なにをしたって君は元には戻らない。


 朝日が登るたびにボクは絶望と共に目を覚ます。


 でも大丈夫。いまは君はボクの横で眠っている。


 君の安らかな顔を見るだけでボクの心は救われる。


 悪夢は所詮夢でしかなくて、現実のボクと君はどんな未来でもずっとそばにいる。


 二度と目を覚まさなくても、君がそばにいてくれればそれでいい。

読んでいただきありがとうございます。

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