表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【Saga Frontier】 ver_0.01  作者: へるぷみ~
【フェーズ1】年下先輩はジーニアス
32/36

とりあえず撃て、話はそれからだ

 一発撃つ時の疲労感は短距離走を全力疾走した時の感覚だ。

 最初の一発こそ慣れない感覚に襲われて膝が崩れそうになったけれど、撃てばそうなることさえ知っていれば大分マシになった。

 息切れもしないし、撃って数秒待てば疲労感も消える。

 そして連射時、これは危なかった。例えると大量の血液を抜かれた感じ。3発目を撃とうなんて気力はこれっぽっちも湧いてこなかった。

「現実的には間隔を空けて1発ずつ撃っていく感じかな」

「だいたいどれ位の間隔になりそうです?」

「撃って深呼吸した後は平気だから、早くて3秒。5秒なら確実に大丈夫」

 といっても撃った直後に殴る蹴るが出来るほどの余裕は無いから実質固定砲台のようなものなんだけど。

 いや、殴る蹴るをした後に撃てば問題ないのでは?

「銃の火力自体は問題ないですし、大型の獣やモンスターに確実にダメージを与えられるっていうのは大事な役目ですよ?」

「逆に身一つで敵を倒せるアリクイのほうが凄いと思うけど……」

 悪い言い方をすれば身の丈ぐらいの棒きれを操って敵と戦っているのだ、HP的な概念がないし、痛いが熱いになっているとはいえ積極的に味わいたいものじゃない。なのに前線張って戦い続けているというのは十分に尊敬に値する。

「こういうのは慣れですねー。シノだって銃を扱えるでしょう? あたしは現実で多少扱えるだけのことですから」

 現実で一体何をしてるんですかね……いや聞かないけど。

 ともかくこの銃で注意すべき点もわかってきたし、そもすればさっきのより扱いやすいかもしれない。実質リロード要らずっていうのが大きいよね。


 …………あれ、これもう銃の形をした別の何かでは?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ