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錬金薬学のすすめ  作者: ナガカタサンゴウ
錬金薬学のはじめ『とある錬金薬学師の終幕』
189/200

『手紙』

『旅に危険はつきものだ。害獣に襲われたり、野草の毒に当たったり……ともかく何が起きるかわからない。故にこの手紙を書く。

 ま、この手紙をお前が読んでいるという事はそういう事なのだろう。


 キミア、お前は何になる?

 成り行きで錬金薬学の道に進んでいるが、他にも道はある。それを見つける手助けをしたかったが、それはもう叶わないらしい。


 もし錬金薬学以外の道に進むというのならば次のページは破いて捨てるといい。


 *


 このページを見たという事はひとまず錬金薬学の道を歩くという事なのだろう。

 それなら『アルカロイド』に行ってみてくれ。昔世話になった場所だ。

 そこにシロン・セルピエンテという雑貨屋の人がいるから尋ねてみるといい。

 俺の名前を出して、弟子だと伝えればいい。色々と良くしてくれる筈だ。


 *


 これで最後だ。バランスよく食事を取れ。俺の料理スキルは大体コカナシに教えてある。お互いに助け合い、ともかく健康に生きろ。


 俺は先に逝く。お前達は俺が待てなくなっちまうくらい遅く来い。



 ゲン・メディより』

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