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邪神の使徒の死に戻り  作者: ルナ
第一章「幼少期」
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第一話 後編

まだ試行錯誤の段階なので、何回も編集しています。

多少内容が変わるかもしれませんがご了承ください…

「大丈夫さ、レンジナ王国は完全なメリー教国なんだ。そう簡単には関与できない。」


「そうよね…」


親父はこう言ってるが、俺が6歳の誕生日の1ヶ月前くらいにこの村は魔物の大群に襲われて壊滅状態になるのだ。

あの白い空間で奴も言っていたが、運命神ロドフがやったそうだ。


その事件により、母さんは死に、親父は放心状態で酒ばかり飲むようになった。

その頃には、弟のリアムが生まれていたが、俺やリアムはほったらかすか、殴ることばかりだった。

今思えば、まだ6歳手前だった俺や、2歳になったばかりのリアムにとっては地獄だった。


ちなみに、レンジナ王国というのは、俺達が今住んでいる国だ。

そして、ウェイリック王国と同じく完全なメリー教国だ。

だが、どういう訳かウェイリック国内でロドフ教徒を名乗る人間が現れ始めた。

それは、俺が生まれる大体10年ほど前からだっただろうか。

生まれる前の話なので、詳しくはないが。

そして、俺達メリー教徒はロドフ教徒の事をあまり快く思っていない。


何故か、と言われると神達がいた時代の話になってくるので、俺は詳しくないから説明出来ない。

今度親父か母さんにでも聞いてみようと思う。


話を戻すが、ウェイリック国内にロドフ教徒が現れたことでロドフ教徒とメリー教徒の間で紛争が起きた。

そこで、元々同盟関係にあったレンジナ王国はメリー教徒側に援軍を送ったそうだ。


だが、当たり前の様にロドフ教徒側の国、聖教国ロドフは対抗するように布教という名目で援軍を送ってきた。


これにより、メリー教側の人間は大敗し、ウェイリック王国はロドフ教に支配されることとなり、メリー教側の難民が大量に出てしまうことになった。


だが、レンジナ王国はその難民全てを受け入れ、親父や母はここへ住む権利を貰ったそうだ。

ここの村には俺達以外にも、俺の家から5分ほど歩いた所にレオン・ルイスという子が居る。

その両親が元レンジナ王国に住んでいたメリー教徒だ。

元々結婚していたのでそのまま逃げてきたそうだ。

俺の両親の場合はレンジナ王国ではお互いの事を知らなかったらしいが、ここ、メリーナ村で知り合い、結婚したそうだ。


ちなみに、このレオンってやつが俺の腹を刺したやつだ。

昔から仲が良かったんだが…、どうしてああなったんだろうな。


そういえば、ある人に頼まれたって言っていたな。

誰にどうやって頼まれたのか。


…俺は頭が悪いんだ。

考えてもわからないだろう。


そんな事を考えながら乳を吸っていたが、お腹いっぱいになったので口を離す。


「もうお腹いっぱい?」


そう聞かれたので頷こうとしたが、首が思うように動かなかった。

なので声を出すことにする。


「うーえあう」


わかってくれたみたいだ。

すると、母さんは俺を持ち上げ隣の椅子に座らせる。

…ちょ、結構不安定だぞ。

大丈夫か、これ。


そして母も朝ごはんを食べ始めた。

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