表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

若葉の坂

作者: タマネギ

土曜日の午後は、

会えなくなった友達に、

会いたくなってくる。


ほっとすることがあると、

昔の話をしたくなるのは、

それが、優しいからだ。


四月半ばの、雨上がりの、

若葉の坂を、

サラサラと風が滑っていく。


思い出の日々に、

戻りたくなる季節が来た。

土曜日の午後なら尚更だ。


歌っている友達に、

会って来ようか。

創作の話が楽しいから。


彼も同じなんだから。

違うかな……違わないかな。

うん、不要不急になるんだね。


不思議、偶然というのか、

友達からメールが来た。

ラインなら部屋歌ライブ送るって。


ラインはしてない。

相変わらずの一人の日々。

サラサラと風がまた滑っている。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] ほんのり哀愁が漂っているような感じが良かったです。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ