最強の誕生!!
「ここがレヴィナントかぁー、人ごみ多くて騒々しい、」
あれから30分が経ち、俺たちは『ラーマッシュ』の中でも一番の都市『レヴィナント』に来た。
「ここは冒険者ギルド、武具屋、冒薬屋、酒屋様々な施設とともに多くの魔物がいます。都市内にはいませんがこの都市の周りにうじゃうじゃいるので油断は禁物です。」
「わかったよ。それじゃあとりあえず何すっか?」
「うーん、妥当なのはギルドへ行って冒険者登録ですかね?」
「ならそうするか、それと早くLevelを上げたい。(なんたって奴隷が俺より強いだなんて規格外すぎる)」
「了解しました。それじゃあそこを右に曲がってください。そしたら剣と剣がクロスしてるような看板がありますのでそこに入ります。!」
「よし!行くか!」
初めての異世界に興奮して来た!!
☆☆☆☆☆
「いらっしゃいませーー!!」
『『いらっしゃいませ!!』』
全員から頭を下げながらお辞儀された。なんか恥ずかしい、
「へぇーなんか想像してたのと違うなぁ」
とても幻想的で天井にはシャンデリア、窓は宝石で囲まれていてキラキラと輝いている。
「どう思う?アロマは、ってあん?」
なんだか周りの冒険者がアロマを見てニヤニヤしている。
「ツヨシ様、私に何か付いてます?すごく見られている気が、、、、」
「付いているというかまぁ二つの膨らみがな」
そう、この爆乳っぷりに男はニヤニヤしているのだ、
「えっとツヨシ様はいいものの、他の人は見過ごせませんね、」
あ、俺はいいんだ、、
「ちょっとここにいる皆さん!僕の奴隷をそんな見つめないでもらえますか?不愉快なようです!」
流石に可哀想だなと思い声をかけた、
「おい小僧、その奴隷聖貨一枚でゆずらねぇか?」
「無理ですね、女性を体格で判断する惨めな大人には百年経っても渡しません。断固拒否です」
「ほう、ちょっとは言うじゃねぇか。なら力ずくでいくしかねぇな!!!!!」
俺に暴力を振った、でも自分でも信じられないことが今、目の前で起こっている。何一つ持ってなかった僕の手から闇の炎に包まれた剣が出て来た。
「おお!なんだこれ?!まぁそのあなたが全力で殴っても僕は倒せないですし、この剣がある限りあまり抵抗しないようにしません?」
「そそ、そのようだな。ちなみにランクは何色だ?」
「えっと冒険者登録すらしてません。」
「はぁ?!ただの一般市民がこの魔力?!これは城に伝達せねばならん!!」
「まぁただの一般市民ではないですが今は市民ですね。」
「その、ツヨシ様?そろそろ登録しません?あと、言ってくれてありがとうございます。そのなんと言うか、」
「あぁ、全然いいよ俺はアロマの主人なんだから」
でもこれがのちに大変なことになる原因だと知るものは誰一人検討がつかなかった。
「あのー登録をしたいのですが、お時間大丈夫でしょうか?」
「へえっ!あ、だ、大丈夫ですよ!」
すごく怖がっているようだ。
「そんなに怖がらないでください。それで料金などは必要でしょうか?」
「い、いえ、特に料金は必要ないです、いるとすれば宿代ですね、ここの宿は銅貨5枚です。」
「宿は今の所、金銭的な面で予定はないので登録だけお願いします。」
「了解しました。それではそこにある石を握りながら名前を心の中で念じてください。そうしたら次に右側の水晶に触れてください。そこまでしたら完了です。」
「分かりました、アロマも登録するから俺の次な」
「はい!」
言われた通り石でツヨシ•サカガミと念じ、(なんかこっちの方が異世界人ぼいじゃん?)水晶に触れてみた。すると水晶が紫に光り始めた。
「え?嘘?!紫なんて【ヴァルサンダー】に即決で入れるレベルじゃないですか!『レヴィナント』でも3人しかいないあのパープルランクですか?!」
「え?いや、全く状況が読み込めないんだが、」
「そ、それでは終わりましたので次はそこのおねぇさんどうぞ、」
冷や汗をかきながら説明している。
「え?次は金?!神獣級じゃないですか!!もう頭クラクラしてきた。」
「まぁとにかく私もツヨシ様も最強なわけですね。」
「そうみたいだな。」
「それではステータスを確認してください、反映されているので、」
ステータスを展開した。そこにはこう書かれていた。
****
《シークレットスキル》
ツヨシ サカガミ
鑑定 Lv10 MAX
〔相手の名前、ステータス、スキル、属性、持ち物、が透視できる、レベルが上がるにつれて精度が増す〕
予知 Lv5 MAX《次元》
〔60%の確率で大きな出来事が未来にある場合体内でブザーが鳴り、しらせてくれる〕
闇の剣Lv ???
〔戦闘を始める際に自動的に手の中から闇の剣が出てくる〕
アロマ
女神の願い Lv???《天界》
〔女神のみに与えられし力。危険と判断した場合自動的にステータスを二倍にする そしてこのスキルは 鑑定 Lv10でないと見られることはない〕
オーディンの遺伝 Lv???《天界》
〔オーディンの子にのみ与えられる力。物理的に死ぬことは無くなる〕
「ちなみに受付嬢さんは鑑定は何レベルですか?」
「私はLevel4です。これでも高い方ですよ?ツヨシさんはそうですね、、、、え?鑑定Level10?!こんなのみたことないですよ!」
「やっぱり、」
「アロマさんはスキル一つですか、でもオーディン?!あの【伝説の猛者】の?!あなたたちは一体何者なんですか?!」
正確には二つだがまぁいいか、
「ツヨシ様は見えてるのですよね?」
「ああ、見えてるとも」
「なら言わなくても大丈夫ですね、どうします?他人に話しますか?」
「いや、やめておこう、みた感じ面倒なことになりそうだ、この場も早く立ち去ろう、」
「了解しました。」
「それで受付嬢さん、そのランクに色があるんですよね?それはどう判断すればいいです?」
「私の名前はフレア、フレアでいいですよ。ランクはこれをはめてもらいます」
赤色の指輪を渡してくれた×2
「色のランクは赤、青、緑、黄、黒、白、紫の順です」
「じゃあ僕らは一番の下ってことですよね?」
「そうなりますね、まぁあなた方ならすぐに紫に行くでしょう、それとランクの更新は各ギルドで頼まないと更新できないので一回一回ギルドに行ってくださいね?そうじゃないと更新できませんから。」
「分かりました。それじゃあこれで僕らは僕らは失礼しますね。ありがとうございました!」
「ありがとうございました!」
「いえいえ、こちらこそいいものを見させていただきました。」
そう行ってここを後にした。
☆☆☆☆☆
「さて、またもやチートを見たわけだが鑑定Level4でも俺のスキルを見れた、ってことはこのLevelが???になってるやつが見れないのか、Levelが6〜8ぐらいじゃないと、」
「そうですね、大体全てを見ようとするとLevelが7以上は必要ですね。」
「だろうな。それじゃあ魔物でも倒して飯食うか。」
「そうですね。それじゃあ森を目指しましょう」
二人は『レヴィナント』の大きな道を歩いて行った。
「いかにも森って感じだな。」
「ですね」
森に着くと、あたり一面草と林だ。所々に動物も住んでいる。
「ここから先は魔物エリア(モンスターゾーン)です。いつでも戦えるように気配りをお願いしますね」
「おっけー」
とは言いつつも鼻歌をしながら進んで行く。
すると、俺の右耳からブザーの音がする。
「おい、なんか起きるぞ。気をつけろ!」
「わ、分かりました!」
と言ったとたん、木の後ろに少女が血だらけで眠っていた。