その後の事件
今さっき美桜は見知らぬ男に襲われ、殺されかけた、でもそんな私を命を削ってまで助けてくれたのが幼馴染の強だった。
彼は天才的な能力の持ち主だけど、おっちょこちょいでみんなから好かれ、とても優しい人だ。
そして私の好きな人だ………
☆☆☆☆☆
「なんでよ!!なんで、私なんか助けるのよ!!なんとか言いなさいよ!!嫌だよ!!死ぬのなんて!! どうして、私が死ねば、強は、、、、、」
そう言った瞬間強の右目から一粒の雫が流れ落ちてきた。そして強く手を握られる。どうしてこの行動を取ったかが私にはわかる、多分だけど、お前には死んでほしくないと言うことだと思う。
いつもそうだった、あいつは自分より人のことを考えて、
小3の時、私が強と一緒に転んだ時、
「女の子は肌をしっかりしないと男に嫌われるぞ?」と言われた、そしてカットバンを貼られる。
それから私の恋が始まった。
中学に入ってからはあいつを女子が争奪戦のごとく取り合いだ、酷い時は週に10回告白を受けてたみたい。でもどうしてか全部断るみたい、
そんなあいつが、私の一番大切な人が目の前で血を出して亡き人になった。
今私はものすごく悔いている、
私が死ねば強は生きていた、私が死ねばまた柔道や空手ができた、でももう遅い、もっと話をしたかった、付き合いたかった、結婚したかった、一緒に誕生日を祝いたかった。
そんなことを頭の中で思っていると、
「君大丈夫?」
どうやら警察の人のようだ、
「第一発見者かなぁ?それとも被害者?」
「被害者です。そこで死んでいるのは私の幼馴染です。」
「そうか、とりあえず話を聞きたいから署まで来てね、」
「わかりました、」
それから一時間くらい事情聴取をされて警察署を出た、
「ではこれで、」
「じゃあ、気をつけて、」
そうして家に帰った。
☆☆☆☆☆
「おかえりーー」
お母さんの声だ、
「死んだ、」
「うん?なに?」
「強が死んだ、」
「え?うそでしょ?あの子がそう簡単に死ぬわけないじゃない、あはは!」
「でも目の前で血を出して、心臓刺されて倒れたんだよ?いやだおぉーーもっとはなじだかったよーー、えぇえーーん!!」
自分の娘を見て流石の母も冗談じゃないことが分かった。
「本当なのね?分かった、分かったから!もう泣かないで、ね?ほらお風呂に入ってらっしゃい。」
「うん、ぐすんっ、」
泣きじゃくりながらお風呂に入っていった。
それから10分後、
「ようやく泣き止んだわね、」
「うん、ごめんね?母さん、」
「いいのよ、そうかぁ、本当に死んじゃったのか、」
「うん、バカでアホでドジだけど優しかったのに、」
「まぁ今日はゆっくり寝なさい、強くんのお母さんと話し合ってお葬式のこととか話し合ってくるから、」
「うん、分かった、」
こうして強の死が学校でも、坂下家でも知れ渡り、お葬式もして終わったのであった、
その頃強はと言うと、、、、、
今回の作品ではサブストーリーも細かく書いていくので楽しく読んでくださいね?!それとどうして告白を全て断ったのでしょうかね?
まだまだ気になりますね!!