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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

SAにて

作者: さくら

やあ 地獄の一丁目にようこそ



状況的には 異世界に移動中



高速道路的に言えば サービスエリア? パーキングエリア?



そうだな もう少しわかりやすく言えば



大河に身を任せ 異世界に移動中のところ



中洲に打ち上げられたのが 今の状況さ



まあ 素っ裸で 救命道具つけずに 冷たい川で渓流下りするようなもので



ウォータースライダーだって 体重があったり 勢いつけすぎると



コースから外れるだろう?



ここまで たどり着くのも大変なのに



君みたいに 意識があるのは珍しいさ







あぁ 地獄って  そうさなあ



自分達のケツを他人に拭かせ様とする



それも なんの関係もない異世界の人間を同意もなく



いきなり拉致してさ 弱者の 被害者の 善人の お面つけてさ



お願いのふりして 実際強制的なお話さ



隷属とかももちろん使うし 使えないのは処分するし



使えたら使えたで コキ使われるし


使い捨てカイロなみに 消耗品扱いさ


ああそうそう あっちの管理者 神って名乗ってるかもしれないけど


そいつもグルだから 


そんなのが力を貸さなきゃ 異世界召喚って荒業 無理だから


元の世界に 返すってのも 定番だけど 


無事帰れたやつ いないから


~~したら 返してやる ってのも 嘘だから


というか 勝手に拉致しておいて 返してやるからって


誘拐犯が 何を いう って感じ


そんなこんなで 地獄行き直行便ってことさ



さあ ここであったのも何かの縁だからさ



希望者は すこし方向 速度を変えてあげるよ



そうさなあ 場所と時間が変わるかな



何もしなければ 召喚場所に飛ばされるよ


取り合えず 安全? 心の安全はないけど


力 利用価値がなければ 命の安全もないけど


向こうも コストかけてるから


多少長生きできると思うよ 



そこで 手を加えるとそれ以外の場所になる


どこに出るかは 君の運しだいさ


深淵の森だったり 海の中  空中ってのもある



もちろん 町の中というのもある



時間のズレは 召喚された時前後100年以内かな



あ この前は手加減まちがって1000年ほどになったかな



取り合えず束縛 隷属 強制とか嫌で 使い捨ても御免なら



手を貸すよって 感じかな



チート?  みんなそういうね



最低限 その場所の言語 鑑定 アイテムボックスは あるけど


どのレベルかは 君の適正によるね



それ以外のスキルなどは 君の資質だね  


魂にいままで何が刻まれているか



本人がしたくても 蟻が 鳥になれないように 無理なものはあるさ



メモ紙 と 畳ぐらいの紙とでは 描ける量が違うだろ



同じ大きさでも スポンジと紙では 描ける質が違うだろ



指に墨を付けて書くのと ポールペンで書くのとでは正確性 緻密さが違うだろ



あと 余白が残っていないと書けないだろ 根本的には消ゴムないから



はたして 君の魂の質大きさはどうかな?



魂に余白残ってるかい?



あぁ もう時間かぁ   名残惜しいけど サヨナラだね



さて 結論出たかい?  このまま流される? 少し手助け必要かい?



そうかい そうするかね



地獄よりちょっと ましになればいいよね



天獄にならんことを








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