会議
ウルネルトク公国 首都
?「何?それは本当か?」
さほど大きくない大きくない会議室にその声が響く
その声の主はウルネルトク公国の首相のサントル・ササタ
文官「はい。先日、南にあるレイド海域を航海中の商船が謎の鉄竜と遭遇。迎撃のためバリスタを使用。竜に向けて攻撃しましたが矢が弾かれました。この時、矢を弾いた音からして鱗は鉄、またはそれに準ずるものの強度で出来ているかと思われます」
鉄の鱗に守られた鉄竜
今まで伝承や資料にも存在しない未知の竜を手に入れたときの価値は計り知れない もしこの鉄竜を無傷で手に入れられたら、ここ最近勢力を拡大している第二文明圏に属しているヘルバルニギア皇国に対して真っ正面から対抗できる戦力が手に入る
そして会議に参加していた人達が議論している途中、入口のドアが勢いよく開かれた
武官「何事だ!?」
突然の事に叫ぶ武官
文官「スミマセン。先ほど、水軍が魔通でレイド海域に全長180Mの鉄で出来た軍艦が現れましたとの事です。なお水軍が臨検するために乗艦したところ大日本帝國の特使を名乗っており政府との会談を希望すると言っております」
サントル「大日本帝國?新しい新興国か?」
サントルの問に文官は
文官「それが彼等は異世界から転移してきた転移国家と言っております」
サントル「転移国家?おとぎ話じゃないんだからそんな国家が実在するわけないだろう」
文官「ですが鉄で出来た軍艦はどう説明します?中央第一文明圏でさえ作れない鉄の軍艦を持ってますから本当に異世界から来たとしか」
サントル「ウムム。その大日本帝國の特使に一度会おうか」
そして首相は大日本帝國の特使と会うことを決めた
そして後日三時間におよぶ会談の末、両国は国交を結んだ