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「光を求めて」/「神様は居るんだよ」
「光を求めて」
真っ黒い闇の中から
連れ出されたその場所は
眩く光って居た 眩し過ぎて眩暈がするほど
かの人は喜んだ 今までの絶望とはおさらばだと
しかし運命は悪戯で彼の良心と呼ばれる物は
その光ゆえに巨大な影を生み出し黒く心を染めた
終わる世界
光など 絶望の序章に過ぎない
それでも光求めた 愛を叫んだ
「神様は居るんだよ」
神はすぐ近くに居るの
見えないけれど見えない物は存在しないではいけない
居ると信じれば 君の心の安らぎになる
どんな神様も 争ったり殺したり嬲ったり
はたまた救ったり涙流したり人を許したり
神と言っても万能じゃないんだ
電子レンジじゃないから
ただ貴様は汚らわしい 神の罰を受けよ




