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「夜を乗り越えて」/「よろこび」
「夜を乗り越えて」
闇の中で
僕は迷い 捨て 拾い 狂う
そんなんでもこんなんでもない
混乱しながら困難に打ち勝つさ
きっとそれは進化しすぎた文明の副作用
誰もが誰も明日を気にし過ぎて自分を見失ってる
閨に一縷の希望を託しながら
やっぱり一つになれないこの切なさを
幾つも乗り越えてきたんだ
君の為だけにね
「よろこび」
死とは至上の歓び
詩とは詩情の悦び
綻びと滅びが同義なのか違うのか
はっきりとは言えないが
怖いの
恐らく六道輪廻は嘘っぱち
自殺防止のためのキャンペーン
焦らずとも終末は来る物で
人は縋る 生に
しかしそれは無駄な事なのだ
写真に映る貴方は微笑んでいるけれど
貴方の骨は暗く狭い墓の中なのだ