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「幾年も千歳も」/「無価値な僕を」
「幾年も千歳も」
人生の儚さ 浮世の厳しさ
終焉は囚園となりて僕等を雁字搦めにする
別に怖くなんて無いよ
ただそれが悲しくて自分にも確実だってだけ
鏡を見てご覧 思わず目を背けた
神話の様に 粛々と成熟すればいい けれど
それも 奇妙な物語ですわ どんな気持ち?
救いか破滅か 人それぞれ理由は付けられるけれど
「無価値な僕」
クールに絶望 ホットに吐き気
来る 何時かの夢の様に ホッとするんだ
終わりがあると思うと
無価値な僕を 生まれて来ても何も成せなかった僕を
踏みにじって 爪を剥がして 殴って バラバラにして殺せよ
苦しいんだ 未来を思うと
きっとそれは 夢見ていた物とは違うのだろうけど
夢に破れたロボット 楽しい




