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「Crush」/「雪降る夜」
「Crush」
退屈な日常をぶち壊しながら
僕は進んでいく
拳で叩き割った窓ガラス
外は雪だった
切ないねぇ 切ないねぇ
自分自身を壊していくのも
人のせいには出来ない人生
このたった一つの命を胸に抱いて
ルールも時間割も要らない
破壊のカタルシス
立ち塞がる壁ですらCrushして
痛いけど 群青の空見上げ
「雪降る夜」
しんしんと降り積もる雪
新人の肩にのしかかる重圧
信心は心の目を開かせ
深甚とした脳内回路
叶わない願いでも
何度も繰り返せば
いつか空も晴れ渡るかも知れない
例え可能性が1%しか無いとしても
僕はそれに賭けてみたい
同じ形の無い雪の結晶
決勝 ここで決める天王山
そんな事の繰り返し 雪降る夜




