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「午前2:30」/「スランプ」
「午前2:30」
眠れない
眩惑のコントラバスにやられ
寂しくて震えている
夜風の心地良ささえ苛立ちの対象
耳障りな虫の声
結局何だったんだろう
人生の終着点に僕は何を見る?
一番暑い夏の日に飼っていたハムスターが死んだの
悲しかった 僕も何時かは死ぬ事を知った
午前2:30 メソメソ泣いている僕がいる
「スランプ」
書いては消して書いては消して
書いては違う感じがして消して
書いてはこれじゃあダメだと消して
今までこんな事無かった
キーボードに羽が生えたように自在に操って
詩の世界を支配していると思っていた
でもそれは勘違いだったんだ
もう一度0から始めるしかない
積み上げた積木は崩れたのだから