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プロローグ
余はこの世に未練など無い
マケドニアにて生を受け、数多の戦場を同胞達と共に駆け抜けた
次々と異国の地を支配し
美味いものを食い
女を抱き
同胞達と酒を飲み交わす
そこに一片の後悔などあろうはずも無い
未知の病に侵され、同胞達を置いて先に逝ってしまったのが若干気に病まれるが
しかし、それも含めての人の世というものよ
余はこの世に未練など無い
だというのに
「なっ⋯ななななっ、なっ」
何故、このような事に
「な、何故余が⋯女子の姿に⋯っ!?」
ここは余の生きた時代から遥か後年の、日本という島国
余はそこの、女子高生なるものに生まれ変わってしまったらしい




