長文タイトルへの思うところ。
昨今ラノベ界隈で溢れる長文タイトルについて思うところを書いていきます。
私は2010年頃からラノベ・なろうを読み始めました。
その頃はあまり長文タイトルは見受けませんでした。
そういうのもあり私はどちらかというと長文タイトルをかなり嫌厭している側の人間だと思います。
この
前提で書いてあるのでご注意下さい。
なぜ自分が長文タイトルが苦手なのか、それにはいくつか理由があります。
一つは個性がない、二つはタイトルで満足する、三つは愛を感じない。
個性がないというのは、ランキングとかで見ていると短いほうが目立つレベルで長文タイトルが増えているからです。
タイトルだと一目で目に入るので把握できますが、長文タイトルだともう目が滑ってタイトル自体を読まないことがあります。
満足するというのは、長文だろうが溢れてくるとタイトルレベルで差別化するのは難しいので、タイトルを読んだときに似たようなの読んだことあるなと思ったらもう読まないです。長文タイトルが構文化してるきらいすらあるので余計です。
愛を感じないというのは、タイトルは作品の名前です、長文タイトルは短いタイトルに煮詰める前のもですがその煮詰める工程を諦めているように感じます。
長文タイトルが作品を多くの人に読んでもらいたいという愛の形の一つとも解釈はできるのですがどうしてもそう感じます。
程々にいいとこ取り解決したものが、主題+副題形式のものかなと思ってます。
私は長文タイトルかどうかの線引は、作品内容をタイトルで露骨に説明しているかどうかで線引しています。
自分が商業ラノベの文章系タイトルのハシリだと思ってた某実妹物とかもはや長文じゃない側に変わりましたし、文字数で決めるとだと固有名詞+冒険で
も長文タイトルになりえます。
(例:寿限無(略)の冒険)
最後に事例として
友人の薦めで長文タイトルに変えたら露骨にブクマが減ったという話を聞いたときは笑いました。
短いタイトルと読者層が違うとか、見知らぬタイトルを見てブクマを外したとかが原因かなと思います。
(短いタイトルを好んで読む層には一定数長文タイトルを「嫌う」層が居る可能性)
逆に長文タイトルに変えたらブクマが激増したという例も知っています。
(個人的には旧タイトルのほうが好きでしたが。)
単純に長文タイトルの方が軽めの作品が多くて合わないってのも大きそうですね。