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ちょっと変わった話を差し上げます  作者: 武佐井 玄
赤信号を無視しないでください
8/24

8

ようやく家についた。もうすっかり晩ご飯の時間になった。


「買い物いってくるね」


「うん」

 

テレビをつけてみると、CMが流れてる。面白い番組がなかったので電源を切った。

 

自分の部屋に戻ろうとしたら、ノックの音がした。のぞき穴から見るとガク君とバンドのみんなだ。

 

ドアを開けて、入って入って、と言った。

 

「ススム君、体の具合は大丈夫?」ガク君が心配そうに聞いてきた。

 

「大丈夫、発見が早かったので大したことにならなくて済んだ。」みんなを見回して、「来てくれてありがとう。」


「気絶ときいたけど、足も痛めたんだね」


「ちょっとね」


病院の階段で転んだというのは恥ずかしかったので、言葉を濁した。 


「実は病院へ見舞いにいきたがったけど、邪魔になるのかなあって思って」

 

「今日、こうやって来てくれたじゃない。本当にありがとう。そうだ、飲み物持って来るね」

 

そういって、立ち上ろうとしてる僕をガク君が止めてくれた。

 

「いいよ。僕たちはすぐ帰らなくちゃ」

 

「えっ、もう帰るの?」びっくりした。「来たばかりじゃない?」

 

「練習があるんだ。」

 

「なんの練習?」僕は聞いてみた。

 

「実は、今日来たのも見舞いがてら伝えておきたいことがあったの」ガク君はスマホをいじってから僕に話した。「今送ったものは新曲のデモなの。歌詞も書いてきたので、家で練習してくれる?」

 

「これ、、一体?」スマホをみながら僕は聞き返した。

 

「今度の日曜日の11時にオーディションがあるの。急に頼んでごめんね、だって僕たちもおととい知ったばかりだから。体が心配だけど、ススム君のボーカルにたよるしかないから」ガク君は続けた。「僕たちはこの曲て参加するつもり。ススム君の歌があれば勝てると思うんだね」

 

その後も曲いついて少し話し合ってからガク君たちは帰った。

 


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